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ABL(動産担保融資)の特徴とメリット解説!担保がなく融資が受けにくい場合に有効?



担保がなくて融資がうけにくい場合に有効!ABL(動産担保融資)の特徴とメリット


ABL(動産担保融資)の仕組み

事業資金を借りたいけれど、不動産など担保にできるものがないとお困りではありませんか。
そんな時に検討したいのがABL(動産担保融資)です。
ABL(動産担保融資)は不動産ではなく、在庫や売掛金といった動産を活用した新たな資金調達の方法です。
金融機関など資金の貸し手と借り手となる企業が、密接にコミュニケーションを取って話し合いを行います。
その結果、互いの信頼関係にもとづき、企業が有する原材料や設備、商品や売掛金などを担保にして融資が受けられるという仕組みです。

事業が継続できる

原材料や設備を担保に入れたら、製造ができずに破綻してしまう、商品を担保に入れたら売れなくなると不安になっていませんか。
ABL(動産担保融資)は事業継続を前提とした新たな融資のスタイルです。
動産担保を設定しても、原材料を設備を使って加工することが可能です。
担保に入れた商品在庫も売ることが可能です。
売掛金を担保に入れたら、運転資金が得られないと心配する必要もありません。
売掛金を担保に入れると、支払期限が来ると貸し手に回収されてしまうと不安になることでしょう。
ですが、ABL(動産担保融資)は事業の継続・発展を支援する融資制度ですので、担保に入れた売掛金も借り手が自ら回収し、運転資金として活用することが可能です。
事業を継続したうえで、利益を増やして返済をすることになります

これまでの融資との違い

従来の金融機関等の融資は、不動産を担保に入れるか、代表の個人保証が求められるのが一般的でした。
審査の対象も決算書や試算表など数字の良し悪しが重視されます。
ですが、ABL(動産担保融資)なら不動産を持たない企業でも融資が受けられる可能性があり、代表が個人で責任を背負うリスクも軽減されます。
貸し手との間で事業や業績についての情報を共有し、設備や在庫などに価値があることを認めてもらうことで、融資が得られる仕組みです。
その代わりとして、担保にした資産の増減状況などを貸し手に報告することが必要です。

ABL(動産担保融資)利用がおすすめの企業

ABL(動産担保融資)の有効活用が期待できるのは、以下のような特徴がある企業です。
創業からの期間が短く、急成長している企業の場合、不動産などを持たない反面、売上高の増加に伴い、在庫や売掛金が増加していくので、運転資金の調達に活用ができます。
機械や設備といった固定資産の規模が大きい企業は、動産担保の価値が高いので利用しやすいです。
在庫や売掛金など流動資産が多く、成長するための資金を欲している企業も活用が見込めます。

手続きのご依頼・ご相談

本日はABLの特徴などについて解説しました。
手続きのご依頼ご相談は永田町司法書士事務所までお問い合わせください。


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