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清算結了とは?預金口座解約のタイミングなど解説【会社解散】



清算結了とは?預金口座解約のタイミングなど解説


清算結了とはどういったことか?

会社を畳むと決めたらまずは、会社解散手続をします。
解散=法人格消滅ではありません。解散後は清算人が会社を代表して清算手続に入ります。
従前の代表取締役はそのまま清算人になることも多々あります。
この清算手続がすべて終えて株主総会で承認を得て清算結了登記を申請することにより会社の法人格は消滅します。
以後、当該法人は裁判や取引などでは当事者となることはできなくなります。

解散から清算結了日までの流れ

財産などの分配などが完了した後、決算報告書を作ります。
そして、作成した決算報告書を株主総会で承認して終了となります。

どのような内容を作成すれば良いかというと、解散日の翌日から残余財産確定の日の収入額から費用、財産の額などを詳細にします。
1株あたりの分配額なども記し、株主総会で承認を得なければなりません。
承認を得ることができたら、今度は清算結了登記を行います。
登記申請期間は、原則として本店所在地の場合は2週間以内、支店所在地の場合は3週間以内と期間も決まっていますので守るようにしましょう。
※極端に遅れた場合は過料のリスクもございますので十分に注意しましょう。

清算結了登記とはどんなものか?

清算結了が終わり、会社が消滅したということを証明する手続きでもあり、最後に行うものです。
この清算結了登記をしたら、同法人を復活させることは出来なくなります。

預金口座の解約はいつすればいい?

清算結了をすると決めた後、どのタイミングで預金口座を解約すれば良いのか悩むところかもしれません。
会社を解散した段階では銀行口座が使えなくなってしまうと逆に不都合が生じてしまいますので、無理に解約する必要はありません。
清算をしていき、すべてが完了し、もう預金口座を使うことがないというタイミングで解約をします。

ただ、法人口座は会社の代表名で作成されていますので、名義変更の手続きをしなければなりません。
解散した時点で取締役はいなくなり清算人が手続をすすめることとなります。このあたりの名義書換については、各銀行に問い合わせて進めましょう。
清算結了の際には預金口座もすべて解約する必要があるので、清算などが完了したら解約をし最後清算結了という流れになります。
決算報告書作成前にすべての費用計算をいたしましょう。
例えば、清算結了に係る費用も先に見積りをとっておくなど必要です。

さいごに

本日は清算結了と預金口座の解約のタイミングについてお話させて頂きました。
解散・清算に関するご相談は永田町司法書士事務所までお問い合わせください。



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