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内容証明郵便って何?書き方や出し方、法的効力について



内容証明郵便って何?書き方や出し方、法的効力について


内容証明郵便って何?

内容証明郵便は、郵便の内容や発送日、相手が受け取った日付などを郵便局が証明するサービスです。
いつ誰が誰宛にどんな郵便を発送したか、相手が受け取ったかどうかを後から立証できるものです。
利用すれば、たとえ相手が「そんな郵便は受け取っていない」と主張しても、第三者である郵便局が証明者となってくれます。
使われる主なケースは、「契約解除の通知」「紛争相手に反論する文書」「未払金の支払督促」「損害賠償請求」などですが、そのほかにも有効に利用することができます。

法的効力があるの?

内容証明郵便にどのような効力があるかは気になるところでしょう。
文書の内容が日本郵便株式会社によって証明されるため、もし後日訴訟などが起こった際には、意思表示の日付や内容を立証するための手段となります。
たとえば、クーリングオフをした場合、契約解除の意思表示が法的に認められる期間内であることが証明できれば、正当性を持つことになります。
決して文書の内容が法的に正当であることまでを証明するものではありませんが、解除などの法律上の手続きが正しく行われた証明としては十分です。
また、何かしらの裁判になった場合、主張が裁判前から一貫していることを証拠することにもなりますし、実際に裁判には発展しなくても、相手に心理的圧迫を加えることは可能です。
意向が固いことを明示することになりますので、ないがしろにして良いものではないという強いメッセージを与えることにもなるでしょう。

内容証明郵便の出し方

内容証明郵便は、用紙に決まりはありません。
普通にプリントアウトしたもので問題ありませんが、縦書きでも横書きでも「1行20字以内、1枚26行以内」という決まりがあります。
資料なども同封できませんので、送る場合は別途普通郵便になるので注意しましょう。
書き方は自由ですが、基本的には以下の順番で記載してください。

1.表題
2.通知内容
3.日付
4.相手住所、氏名
5.自分の住所、氏名
法人の場合は社名、代表者名になります。



2ページ以上になる時はホッチキスで留めたうえに割印を捺印します。
これを3部準備し、封筒に相手の住所、氏名、自分の住所、氏名を書き、郵便局に持参してください。
1部は実際に発送され、1部は郵便局で保管、残り1部は郵便局の押印をしたうえで控えとして返されますので、保管します。
ただし、郵便局によって内容証明郵便を取り扱っていないところがありますので、事前に確認してください。

配達証明も付けるべき?

内容証明郵便は、郵便局から「配達証明は付けますか?」と聞かれるのが一般的です。
配達証明というのは、相手がいつ受け取ったか知るために必要なものです。
間違いなく相手が受け取った証拠になるため、裁判になった際には重要な証拠となりますので配達証明は基本的に付けてもらいましょう。
自分でも追跡サービスを利用して配達状況を確認し、相手が受領したかどうかを確認することが必要です。

さいごに

いかがでしたでしょうか。本日は内容証明郵便の基本的な内容を御紹介いたしました。
内容証明郵便は専門家である司法書士から発送することで相手にプレッシャーをかけることが出来る等のメリットもあります。
内容証明郵便作成のご依頼は永田町司法書士事務所までご相談ください。

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