登記申請手続(各種)
- 単元株とは何ですか?
株式会社が定款で定める「一定数の株式」を1単元とする制度です。単元株に満たない株式(単元未満株式)しか持たない株主は、株主総会で議決権を行使できません(会社法188条)。
- 「遺漏による更正」と「変更登記」の使い分けは?
一体記載の一部抜けは更正。独立の登記事項の丸ごと漏れは変更登記で追補、という整理です。
- 責任免除の登記は何が漏れやすい?
取締役会決議による役員の責任免除の登記漏れが散見されます。また、監査範囲限定のまま責任免除規定を置いてしまうと、登記できない規定になります。
- 部長や責任者など、社内的に権限がある人が総数引受契約を締結することは有効ですか?
登記実務では「社内的権限者」と「代理権限を授与された者」は区別されます。
部長や担当者は「契約締結権限=代理権限を授与された者」と客観的に判断されませんので、その権限を証する書面の添付が必要となります。- 総数引受契約は、必ず代表取締役本人が締結しなければならないのですか?
原則は代表取締役ですが、代理人に権限を授与している場合には代理人による契約締結も可能です。



