開催日から“2週前の月曜”に株主総会招集通知を出したが1日遅れの可能性を指摘されました
相談者:中堅メーカー・法務担当者
「毎年6月の最終月曜日に株主総会を開催していて、今年も同様に予定しています。
通常どおり、2週前の月曜日に招集通知を発送したのですが、司法書士さんに“1日遅れ”の可能性があると指摘されました…。
実際、発送日は6月17日、開催日は6月30日(月)です。」
対応・アドバイス
このケースでは、開催日の「2週間前の日」が6月16日(月)となるため、6月17日発送では1日遅れと判断されます。
「2週前の同じ曜日=2週間前」ではなく、「総会日から逆算して14日前」かどうかを正確に判断する必要があります。
今後は、固定曜日開催ではなく、起算日ベースの逆算表を運用することをおすすめします。
また、万が一ミスが起きた場合には、総会開催日の再調整や株主への事後説明も選択肢として備えておくべきです。
詳細はこちらのコラムでも解説をしています。
(リンク:株主総会の招集通知はいつ出す?期間計算と実務の落とし穴を司法書士が解説)