基準日制度とは何か?会社法124条の仕組みと実務上の注意点を解説公告基準日制度基準日制度は、「いつの時点の株主に、どの権利を行使させるのか」を切り分けるための仕組みです。上場会社のように日々株主が入れ替わる会社では、この制度を正しく設計しないと、誰に配当や議決権を与えるのかが曖昧になってしまいます。この記事...続きはこちら
ダブル公告による債権者保護手続の実務と留意点(会社法449条3項、940条ほか)公告債権者保護手続の概要会社が減資・準備金の減少・組織再編行為(合併等)を行う場合、債権者が不利益を受けるおそれがあるため、会社は一定期間内に異議を述べる機会を与えなければなりません。このために行うのが、いわゆる「債権者保護手続」です(会社法4...続きはこちら
単元株とは?仕組みと実務上の留意点定款変更・その他の登記単元株の基本概念株式会社は、定款で「一定数の株式を一単元とする」ことができます(会社法188条)。例えば10株を1単元とすれば、3株や9株しか持たない株主は「単元未満株主」となり、株主総会で議決権を行使できません。議決権がないため、株主総会...続きはこちら
改正会社法、役員等賠償責任保険(D&O保険)の新ルールと実務対応定款変更・その他の登記改正の要点2019年改正会社法(2021年3月施行)により、役員等に対する「補償契約」と「役員等賠償責任保険契約(D&O保険)」について、手続と情報開示のルールが明確化されました。主なポイントは以下のとおりです。・契約の内容決定は原則として...続きはこちら
監査等委員会設置会社への移行登記をどう組むか、役員枠・原因の書き方・定款変更の整理定款変更監査等委員会設置会社への移行登記会社法改正により選択肢として導入された「監査等委員会設置会社」ですが、上場会社を中心に移行事例が増えています。従来の監査役会設置会社から移行する場合には、定款変更に伴い役員構成が大きく変わるため、登記事項の整...続きはこちら