2024.07.10 登記申請手続（各種） / 種類株式

各種類株式の記載例や検討事項を紹介

各種類株式の記載例

種類株式の記載例を紹介します。会社は〔〕内の事項を検討していくことになります。

配当方式：非累計型（当期配当できなかった場合、不足分を翌期以降補填しない）

剰余金の配当について普通株式に優先する。当会社が剰余金の配当をする場合には、金銭を配当するものとし、Ａ種優先株式１株に対して〔当期純利益の●％〕の金銭を配当するものとする。

株主総会において議決権を有しない定め＋会社法322条1項各号の行為について種類株主総会において決議を要しない定めを置く（ただし一部は会社法の規定により排除不可（会社法322条2項3項））。

（議決権）
第●条　A種優先株主は、すべての事項につき株主総会において議決権を行使することができない。

Ａ種株主は〔令和●年●月●日〕以降いつでも、当会社に対して金銭の交付と引換えに、その有するＡ種株式の全部または一部を取得請求できるものとし…Ａ種株式１株当たり〔払込金額相当額およびＡ種累計未払配当金の合計額〕の金銭を当該Ａ種株主に交付するものとする。

当会社は〔令和●年●月●日〕以降いつでも、〔取締役の決定により別に定める日をもって〕Ａ種株式の全部または一部を取得できるものとし…Ａ種株式１株を取得するのと引換えに次項に定める償還価額の金銭を交付する。

償還価額：Ａ種株式１株につき、〔払込金額およびＡ種累計未払配当金の合計額〕の金銭とする。

（全部取得条項）
第●条　当会社が発行する普通株式は、当会社が株主総会の決議によってその全部を取得することができるものとする。この場合、普通株式の取得と引換えに、普通株式１株につき、A種株式●株の割合をもって交付するものとする。

各種類株式の記載例や検討事項をご紹介いたしました。
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