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j-kiss型新株予約権とは?なぜ利用されるのか?



j-kiss型新株予約権とは?


j-kiss型新株予約権とは

j-kiss型新株予約権とは、どのようなものでしょうか。
kissとは、keep It simple securityの略語で、アメリカのベンチャーキャピタルが開発した有償の新株予約権を用いた資金調達方法のことです。
その日本版として、j-kiss型新株予約権と呼ばれています。
j-kiss型新株予約権は、市場での資金調達が難しい創業間もないスタートアップ企業の資金調達手段として活用が期待されるものです。
ベンチャーキャピタルなどの投資会社が、スタートアップ企業が発行する新株予約権を有償で引き受けて、出資による創業支援を行います。
事業が軌道に乗り、成長を遂げ、将来的に企業価値が上がったら、その時に新株予約権を行使します。
これによって、創業時の安価な価格で、値上がりした株式を手に入れることが可能です。
値上がりした株式を売却すれば、創業時に出資した額との差益を獲得できるメリットが生まれます。

ノウハウが利用できるので投資しやすい

kissによるスタートアップ企業の資金調達法を開発したアメリカのベンチャーキャピタルでは、日本版j-kissの投資契約書のひな形を無料で公開しています。
日本の法制度を踏まえたバージョンであり、無償で使用できるので安心です。
スタートアップ企業は信用も少なく、将来性も未知数であることから、銀行融資を受けるのも難しい状況です。
一方、ベンチャーキャピタルにとっても、将来の価値を最初の段階で見極めるのは難しくなります。
ですが、j-kissには契約書のひな形や取り組み方の流れなども、アメリカのベンチャーキャピタルの経験や実績にもとづくプログラムが用意されているので、出資がしやすくなります。

ひな形があるので互いに安心して利用できる

スタートアップ企業から見ても、銀行融資を受けるために交渉をすることやベンチャーキャピタルから出資を受けるために個別の交渉を行うのは大変です。
まだ資金調達のためのノウハウもなく、信用もないため、交渉がうまくいかない場合や契約書に不利な条項を設定されかねません。
j-kissを用いれば、投資契約書もダウンロードでき、そのまま使うことが可能です。
逆に、契約書のひな形に修正や変更を加えた場合には、その旨を契約書冒頭に明記しなくてはなりません。
多くのスタートアップ企業を成長に導いた方式で、契約ができるうえ、万が一修正や変更を加えても、互いにすぐに理解ができ、安心して契約できるのがメリットです。

手続きのご相談・ご依頼

本日はj-kiss型新株予約権とはなにか、なぜ利用されるのかについて解説しました。
当社グループにおいて、新株予約権の設計評価を行っていますので、新株予約権に関するご相談は下記バナーより弊社グループへお問い合わせください。

また、新株予約権の登記手続きに関するご相談は実績豊富な永田町司法書士事務所までお問い合わせください。



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