吸収分割
- 「知れたる債権者」とは誰のことを指しますか?
資本減少や組織再編などの際に行う債権者保護手続で、個別に催告すべき債権者を指します。法律上は「知れたる債権者」としか書かれていないため、実務では判断が必要になります。
- 効力発生日を変更するにはどうすればよいですか?
合併契約や分割契約の変更契約を締結し、必要に応じて株主総会の承認を経て公告します。
- 許認可が効力発生条件となっている場合において効力発生日までに許認可を取得できなかった場合はどうなりますか?
契約で効力発生日を迎えてしまうと、許認可が未了のまま効力が発生する扱いになり、営業できない事態になります。この場合は契約変更を行って効力発生日を延期する必要があります。
- 組織再編の効力発生日は登記で決まるのですか?
いいえ。現在の会社法では、効力発生日は契約で定めた日です。登記は効力要件ではなく、あくまで対外的に公示する手続にすぎません。
- 会社分割の場合の株主名簿の名義書換請求はどうなりますか?
分割会社が有する株式を承継会社に承継させることはできません。人的分割で株主に承継会社株式を割り当てる場合は、分割会社と株主の共同請求が必要です。