ファクタリング

ファクタリングのおすすめ会社15選を比較!優良企業の選び方をもとに大手・新興問わず厳選

ファクタリングとは、売掛債権をファクタリング会社に買い取ってもらい資金調達する方法です。利用することで支払い期日前に資金調達できるため、事業の拡大や資金繰りの改善に役立ちます。

以前は債権の譲渡を禁止または制限する決まりがあり、ファクタリングはなかなか普及しませんでした。しかし2020年4月に債権法の改正が行われ、売掛債権の譲渡や売買が自由に行えるようになりました。

経済産業省でも「売掛債権を利用した円滑な資金調達を後押ししたい」と公言していることから、ファクタリングの利用は国から推奨されている安心・安全な方法だといえます。

現在では、国内で100社を超えるファクタリング会社が存在します。そのため、どのような基準でサービスを選ぶべきか迷ってしまいがちです。

ファクタリング業者を選ぶ基準には、主に次のものがあります。

  • 即日入金に対応しており必要資金をスピーディーに調達できる
  • 審査申し込み時の必要書類が少なくオンラインで完結する
  • 買取手数料が明示されており10%未満の安さに抑えられている
  • 売掛先が倒産した時の返還義務(償還請求権)がない
  • 運営年数が長く買取実績も豊富で信頼がおける

上記のポイントについてしっかり記載している業者であれば信頼性が高く、安心・安全な利用が可能です。悪質業者に引っかかったり、無駄な手数料を払って損をしたりすることのないよう、この記事を参考に最適なサービスを選びましょう。

 

【厳選】ファクタリングにおすすめの会社15選を徹底比較

まずは早速、おすすめのファクタリングサービス15社について解説します。

それぞれ手数料・入金スピード・契約方式・買取可能額などが異なるため、自社に最適なファクタリング会社選びの参考にしてください。

ビートレーディング

サービス名 ビートレーディング
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最短入金 2時間
手数料 ・2社間:4%〜12%程度
・3社間:2%〜9%程度
対象 ・個人
・法人
方式 ・2社間
・3社間
買取可能額 無制限
償還請求権 なし
審査方法 ・オンライン
・対面
運営会社 株式会社ビートレーディング
詳細 公式HPを見る

 

ビートレーディングは、累計5.8万社の取引実績を持つファクタリングサービスです。2024年3月時点の累計買取額は1,300億円にのぼり、ファクタリングサービスの中でも特に高い信頼を得ていることがわかります。買取率が98%と高く、初心者でも利用しやすくなっています。

人気のポイントはスピーディーな審査により最短2時間で入金可能なことや、契約までの手順が簡単なことです。必要書類は2つのみで、クラウドサイン(電子署名)を導入しているためスムーズなオンライン契約が可能です。受注時点での注文書ファクタリングにも対応しており、いざというときにも安心して使えます。

「まずは相談したい」「無料見積もりだけ取りたい」という場合は、会員登録なしで気軽に問い合わせが可能です。電話・メールはもちろんLINEも対応しており、買取金額は資料の提出から30分以内に提示されます。すぐに利用したい場合は会員登録して審査申し込みに進むこともできるため、自分に合った使い方を選びましょう。

 

QuQuMo(ククモ)

サービス名 QuQuMo
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最短入金 2時間
手数料 1%〜
対象 ・個人
・法人
方式 2社間
買取可能額 無制限
償還請求権 なし
審査方法 オンライン
運営会社 株式会社アクティブサポート
詳細 公式HPを見る

 

QuQuMo(ククモ)は、スピーディーな資金調達にこだわったファクタリングサービスです。スマホやPCがあればどこからでも手続きでき、請求書と通帳の2点ですぐに申し込めます。もちろん面談や来店は不要で、手続きはすべてオンラインで完結可能です。

目安として申し込みに10分、見積もりに30分、契約・送金まで1時間とわずか2時間あれば資金調達できるため、困った時の強い味方になってくれます。

手数料の安さも特徴の1つです。他社の手数料下限は1.5%〜3%程度が多いところ、QuQuMoは1%と業界最安水準となっています。利用可能額にも下限や上限がないため、少額から高額取引まで柔軟な対応が期待できます。

QuQuMoは2社間ファクタリングを採用しており、取引先へ利用を知られる心配もありません。クラウドサインを使った電子契約で情報が外部に漏れることはないため、安心して利用しましょう。

日本中小企業金融サポート機構

サービス名 日本中小企業金融サポート機構
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最短入金 3時間
手数料 1.5%〜10%
対象 ・個人
・法人
方式 ・2社間
・3社間
買取可能額 無制限
償還請求権 なし
審査方法 ・オンライン
・対面
・電話
運営会社 一般社団法人日本中小企業金融サポート機構
詳細 公式HPを見る

 

日本中小企業金融サポート機構は、リーズナブルな利用がかなうファクタリングサービスです。手数料は1.5%〜10%と、業界の相場が8%〜18%程度であることを考えると良心的といえます。特に2社間ファクタリングは手数料が高くなりやすいため、上限が10%に設定されているのは嬉しいポイントです。

日本中小企業金融サポート機構は非営利団体の運営であり、利益を目的にしていません。同じ理由で審査通過率も比較的高くなっており、柔軟な審査が期待できます。

ファクタリングサービスはオンライン完結でき、必要書類は2点だけです。クラウド契約システムを完備しているため、スマホ1つで場所を問わず最短3時間で資金調達できます。

もともとファクタリングだけでなく、中小企業への融資先や助成金の紹介といったサポートを行っている団体のため、直接資金調達に関するアドバイスを受けることも可能です。まずは売掛先や売掛債権について、気軽に相談してみましょう。

アクセルファクター

サービス名 アクセルファクター
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最短入金 即日
手数料 ・~100万円:10%~
・101~500万円:5%~
・501~1000万円:2%~
・1,001万円以上:別途相談
対象 ・個人
・法人
方式 ・2社間
・3社間
買取可能額 30万円〜1億円
償還請求権 なし
審査方法 ・オンライン
・メール
・FAX
・LINE
・郵送
運営会社 株式会社アクセルファクター
詳細 公式HPを見る

 

アクセルファクターは、柔軟さが魅力のファクタリングサービスです。他社の買取可能額下限は100万円からが一般的ですが、アクセルファクターでは30万円から対応しています。売掛債権が少額すぎたり、支払いサイクルが長すぎたりして他社で利用を断られた個人事業主や中小企業でも利用しやすいといえます。

債権額によって手数料を細かく定めており、高額債権ほどリーズナブルに利用できるのもポイントです。高額債権であるほど数%の手数料の違いが何十万円もの違いになることから、負担を抑えるためには見逃せません。

そのほか、業界初の早期申し込み割引を導入しているのも特徴です。これは新規契約に限り、入金希望日が30日以上先など一定期間を満たすと手数料が1%〜2%安くなるサービスです。資金需要が高まる時期を予測して利用すれば、よりお得になります。

加えて、アクセルファクターでは数ヶ月単位で資金化し経営回復をはかるサポートも行っています。一時的なファクタリングで終わるのではなく、根本から企業の健全化を目指したい方はぜひ利用してみてください。

ベストファクター

サービス名 ベストファクター
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最短入金 即日
手数料 ・2社間:5%〜
・3社間:2%〜
対象 ・個人
・法人
方式 ・2社間
・3社間
買取可能額 30万円〜1億円
償還請求権 なし
審査方法 対面
運営会社 株式会社アレシア
詳細 公式HPを見る

 

ベストファクターは、安心とスピードを兼ね備えたファクタリングサービスです。

2社間・3社間や個人事業主・法人問わず対応しており、相談実績は年間10,000件以上を誇ります。審査通過率も80〜90%台と高水準です。

必要書類が揃っていれば、最短24時間以内でのスピーディーな資金調達が可能です。業務の悪化や税金の滞納といった信用情報にかかわらず受け付けているため、他社で断られがちな新設法人やベンチャー企業でも相談してみましょう。

買取手数料は2%から、2社間取引でも5%からと良心的な設定です。公式サイトに30秒でわかる手数料の無料診断があるほか、フリーダイヤルでのスピード診断にも対応しているため参考にしてみてください。

注意点として、審査はメール・電話でも可能ですが契約時は面談が必要です。

本社は新宿にあり、遠方に住んでいる場合は向こうから訪社してもらえるため、まずは問い合わせてみてください。

フリーナンス

サービス名 フリーナンス
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最短入金 即日
手数料 3%〜10%
対象 ・個人
・法人
方式 2社間
買取可能額 1万円〜1,000万円
償還請求権 なし
審査方法 オンライン
運営会社 GMOクリエイターズネットワーク株式会社
詳細 公式HPを見る

 

フリーナンスは、GMOグループ会社が提供している金融支援サービスです。法人・個人事業主問わず、フリーランス向けの補償制度や収納代行用口座などを利用できます。

ファクタリングサービスはその中の「即日払い」に当たります。その名の通り、当日11時半までに審査を通過した場合、その日のうちに振り込みを受けられるのが大きな強みです。審査は最短30分、通常でも120分以内に完了するため、必要書類が揃っていればほぼ確実な資金調達が見込めます。

フリーナンスでは2社間取引を採用しており、取引先に利用が知られる心配はありません。手数料は3%〜10%と、2社間取引としては比較的安めです。

1万円からの少額買取に対応しており、個人事業主が利用しやすい点もフリーランス向けのサービスならではといえます。個人でも使いやすいファクタリングサービスを探している方は、ぜひ検討してみてください。

ラボル

サービス名 ラボル
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最短入金 60分
手数料 10%
対象 ・個人
・法人
方式 2社間
買取可能額 1万円〜上限なし
償還請求権 なし
審査方法 オンライン
運営会社 株式会社ラボル
詳細 公式HPを見る

 

ラボルは、2社間取引に特化したフリーランス・個人事業主向けファクタリングサービスです。電話連絡や郵送は一切なく、申し込みはオンライン完結でできるため、プライバシーを保ったまま利用できます。入金は最短60分かつ24時間365日振込に対応(※)しており、銀行の営業時間を気にする必要もありません。(※審査が完了している場合)

買取は1万円から可能で、必要な分をその都度調達できます。手数料は一律10%で、振込手数料などその他の出費がない明朗会計のため安心です。

個人事業主の場合、売掛金額や信用度の低さを理由に買取を断られるケースが珍しくありません。その点、ラボルなら独立直後や新規の取引先でも柔軟に対応してくれます。

ラボルは東証プライム上場企業のグループ会社が運営しており、信頼性も抜群です。他社で資金調達できず困っている方は相談してみましょう。

みんなのファクタリング

サービス名 みんなのファクタリング
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最短入金 60分
手数料 7%〜
対象 ・個人
・法人
方式 2社間
買取可能額 記載なし
償還請求権 記載なし
審査方法 オンライン
運営会社 株式会社change
詳細 公式HPを見る

 

みんなのファクタリングは、完全オンライン完結型のファクタリングサービスです。営業は18時までで土日祝日も対応しています。即日払いをうたっていても土日祝日は休みというサービスもある中、本当に必要な場面ですぐ利用できるのは大きな魅力です。

また、みんなのファクタリングでは独自のAI審査を取り入れることで最短60分のスピーディーな入金を可能にしています。決算書や事業計画など面倒な書類の用意も必要ありません。電話や対面審査も不要のため、当日18時までに契約依頼を済ませれば土日祝でも当日付で振り込みを受けられます。

手数料は7%からと平均程度ですが、事務手数料や出張費など不明瞭な追加料金はかからず、安心して使えます。2社間取引を採用していることやオンライン完結できることから、周囲や取引先にバレたくない方や、なるべく手間をかけずに資金調達したいという方におすすめのサービスです。

ペイトナーファクタリング

サービス名 ペイトナーファクタリング
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最短入金 10分
手数料 10%
対象 ・個人
・法人
方式 2社間
買取可能額 1万円〜
償還請求権 なし
審査方法 オンライン
運営会社 ペイトナー株式会社
詳細 公式HPを見る

 

ペイトナーファクタリングは、フリーランスや個人事業主向けのファクタリングサービスです。累計申請数は20万件超えと多くの実績があり、安心して利用できます。

ペイトナーファクタリング最大の魅力は、着金まで最短10分というスピードです。平日10時〜19時の営業時間内であれば、請求書をアップロード後最短10分で審査結果が届きます。審査完了と同時に入金が行われるため、待ち時間もありません。

10分以内に振り込みが完了しなかった場合でも、遅くともその日のうちには着金します。

AIによる審査を採用しており、事業計画書などの書類提出もいりません。請求書は支払期日まで70日以内であれば利用できます。

手数料が10%固定で、事前にいくらかかるか把握しやすい点もメリットです。他社では申し込むまで手数料がはっきりしないサービスもあるため、「想定よりも手数料を多く取られてしまった」という事態を防げます。「安心してファクタリングを利用したい」「手数料をあらかじめ知りたい」という方は、ペイトナーファクタリングを検討しましょう。

PAYTODAY(ペイトゥデイ)

サービス名 PAYTODAY(ペイトゥデイ)
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最短入金 30分
手数料 1%〜9.5%
対象 ・個人
・法人
方式 2社間
買取可能額 10万円〜上限なし
償還請求権 なし
審査方法 ・オンライン
・対面
運営会社 Dual Life Partners株式会社
詳細 公式HPを見る

 

PAYTODAYは、累計申し込み額が100億円を突破している人気のファクタリングサービスです。審査にAIを採用しているため、最短30分での入金がかないます。

手続きはすべてオンラインで完結し、面談は必要ありません。取引先に通知されない2社間取引のため、安心して利用できます。

手数料は1%からで、最大でも9.5%と上限が設定されているのがポイントです。上限の記載がないサービスの場合、申し込み後に思った以上に手数料をとられて後悔するケースが見られます。その点、9.5%での利用を想定しておけばそれ以上支払うことも、手数料の高さを理由に利用を断念することもありません。

法人はもちろん、個人事業主や開業すぐでも利用可能です。10万円からと少額からの買取に対応しているため、小規模な事業者でも使いやすくなっています。さらに、一般的には支払期限が30日から45日後までの債権買取が多いところ、PAYTODAYは最大90日後までと柔軟な対応も便利なポイントです。

GMO BtoB早払い

サービス名 GMO BtoB早払い
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最短入金 2営業日
手数料 1%〜12%
対象 法人
方式 ・2社間
・3社間
買取可能額 100万円〜1億円
償還請求権 なし
審査方法 ・オンライン
・対面
運営会社 GMOペイメントゲートウェイ株式会社
詳細 公式HPを見る

 

GMO BtoB早払いは、東証プライム上場企業のGMOグループ提供という信頼性が特徴のファクタリングサービスです。リピート率86%(※2019年時点)という数字がそれを物語っています。

多くのサービスがオンライン完結のスピード感を推している中、GMO BtoB早払いは反対に対面での丁寧なサポートを心がけています。ファイナンス業務専門の担当者が付き「顔を見ながらじっくり話を聞いてもらいたい」というニーズに応えていることが、選ばれる理由の1つです。

法人を対象としたサービスですが初回は300万円、2回目以降なら100万円の少額から買取に対応しており、上限も1億円と幅広いことから、規模の大きい会社でも安心です。また請求書買取が間に合わない方のために、注文書買取も用意されています。受注段階で買い取ってもらえるため、資金化にかかる時間を通常に比べて約2ヶ月程度短縮可能です。

手数料は請求書買取で1.5%から、注文書買取で2.5%からですが、2回目以降の利用はそれぞれ1%・2%からと割引になります。決定した買取限度内で何度も利用できるため、上手に使ってみてください。

事業資金エージェント

サービス名 事業資金エージェント
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最短入金 2時間
手数料 1.5%〜
対象 ・個人
・法人
方式 2社間
買取可能額 10万円〜2億円
償還請求権 なし
審査方法 オンライン
運営会社 アネックス株式会社
詳細 公式HPを見る

 

事業資金エージェントは、柔軟性が魅力のファクタリングサービスです。「他社で少額買取を断られた」といったケースが多い100万円以下の買取にも対応し、最小20万円・95%の買取実績を誇ります。また新規事業主・個人事業主でも利用できるため、銀行融資や他社に断られた場合でも心配いりません。

オンライン完結サービスであることから最短2時間での契約締結を実現しており、手数料も1.5%からと業界最安水準の安さです。年間で3,000件以上の取り扱い実績があるため、安心して利用できます。

メールはもちろん、電話やLINEでも問い合わせが可能です。電話は面倒くさいという場合でも、LINEなら気軽に進められます。公式サイトからスピード見積もりやオンライン査定もできるため、まずはどの程度資金調達できそうか試算してみましょう。

ファクタリングベスト

サービス名 ファクタリングベスト
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最短入金 3時間
手数料 1.5%〜
対象 法人
方式 ・2社間
・3社間
買取可能額 ファクタリング会社により異なる
償還請求権 なし
審査方法 オンライン
(※その他ファクタリング会社により異なる)
運営会社 株式会社ウェブブランディング
詳細 公式HPを見る

 

ファクタリングベストは、法人限定のファクタリングの一括見積もりサービスです。100社以上あるファクタリングサービスの中から、審査通過率90%以上の会社に限定して紹介してくれるため、信頼性の疑わしいサービスに引っかかる心配がありません。

一度に4社に相見積もりすることで手間が省ける上、自社に最適なサービスがわかります。さらに、たとえ1社の審査に落ちたとしても、ほかの3社で審査を継続できリスクを抑えられるのもポイントです。

赤字や税金の滞納など信用情報に不安があっても、売掛金さえあれば資金調達できます。連絡は最速で数分程度、振り込みは最短3時間とスピーディーな対応で、資金化を急いでいる方にもぴったりです。

ファクタリングベストなら手間なくスピーディーに、安心してファクタリングを利用できます。自分で比較検討する時間がない方は利用を検討してみましょう。

SOKULA

サービス名 SOKULA
イメージ
最短入金 2時間
手数料 2%〜15%
対象 ・個人
・法人
方式 2社間
買取可能額 記載なし
償還請求権 記載なし
審査方法 オンライン
運営会社 株式会社アクセルファクター
詳細 公式HPを見る

 

SOKULAは審査通過率93%の高さを誇るファクタリングサービスです。「買い取れるかどうか」よりも「どうすれば買い取れるか」に重点を置いていることから、柔軟な対応が期待できます。手続きはオンライン完結で原則当日振り込みでき、最短2時間での資金調達が可能です。

「より簡単に」というコンセプトで運営しており、必要書類を最低限に抑え、丁寧な説明があるなどわかりやすい取引がかないます。そのため「初めてのファクタリング利用で不安がある」という方にもぴったりです。

株式会社アクセルファクターが運営するファクタリングサービスには他にアクセルファクターがありますが、比較するとSOKULAは手数料上限が15%と低く設定されています。初回利用や少額買取、売掛先の信用度が低い場合は上限手数料が適用されることが多いため、当てはまる場合はSOKULAの利用がおすすめです。まずは公式サイトで簡易シミュレーションしてみましょう。

トップ・マネジメント

サービス名 トップ・マネジメント
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最短入金 即日
手数料 ・2社間:3.5%〜12.5%
・3社間:0.5%〜3.5%
・見積書・受注書・発注書ファクタリング:3.5%〜12.5%
対象 ・個人
・法人
方式 ・2社間
・3社間
買取可能額 30万円〜3億円
償還請求権 なし
審査方法 ・オンライン
・対面
運営会社 株式会社トップ・マネジメント
詳細 公式HPを見る

 

トップ・マネジメントは、創業13年・総買取件数55,000件の実績を持つファクタリングサービスです。「顔の見えるファクタリング会社」として信頼性を大切にしており、契約時は基本的に対面での面談となります。遠方の場合は出張したり、ZOOMミーティングを利用したりと柔軟な対応も可能です。

公式サイトでスタッフの顔写真やプロフィールが公開されており、会社の雰囲気がわかるのも安心できるポイントです。面談後は、早ければその日のうちに入金を受けられます。

トップ・マネジメントは2社間・3社間ファクタリングのほかにも、見積書ファクタリングやバーチャル口座を使用する2.5社間ファクタリング「電ふぁく」、助成金の受給をサポートする「ゼロファク」など多くのサービスを提供しています。自社に最適な方法で資金調達したい方は、選択肢が豊富なトップ・マネジメントの利用を検討してみてください。

優良なファクタリング会社の基準と選び方は?【Yes or Noフローチャートで可視化!!】

ファクタリング会社の選び方で失敗しないためには、優良なファクタリング会社の基準について理解しておかなければなりません。

ここからは、以下の4つの選び方に分けてそれぞれ詳しく解説します。

自社がどのポイントを重視したいかを明確にするため、参考にしてください。

買取可能額の大きさと目標とする事業規模で選ぶ

まずは、買取可能額の大きさと目標とする事業規模で選ぶ方法です。

ファクタリング会社にはそれぞれ買取可能額があり、下限は1万円から、上限は3億円または無制限と幅広く設定されています。

ファクタリングの買取金額は、売掛債権の範囲内で決まります。つまり、自社が資金調達できる限度額は、そのまま売掛債権の金額を見ればほぼ把握できるのです。

小規模事業者で売掛債権の金額が小さければ、ファクタリングできる金額も小さくなります。同様に、大規模事業者であるほど売掛債権の金額が大きいため、数千万や数億円といった単位でのファクタリングが可能です。

このように、個人と法人では向いているサービスの性質が異なるため、事業規模に応じたファクタリング会社を選ばなければなりません。

買取可能額が低くて対応も早く個人事業主や小規模事業者に向いている

個人事業主や小規模事業者は買取可能額の下限が低く、入金スピードも早いファクタリング会社を選びましょう。

この記事で紹介した中では、以下の3社がおすすめです。

サービス名 特徴 買取可能額 最短入金
フリーナンス GMOグループ会社が提供 1万円〜 即日
ラボル 24時間365日振込に対応 1万円〜 60分
ペイトナーファクタリング 最速10分で着金 1万円〜 10分

いずれもフリーランスや個人事業主に特化したサービスで、入金スピードも優れています。ファクタリング会社は法人限定のサービスだったり、売掛金額が少ないと審査に通らなかったりすることが珍しくありません。その点、始めから「個人事業者向け」と謳われているサービスであれば不安なく利用できます。

調達可能金額が数億円ほどと高く事業拡大フェーズの企業に向いている

すでにある程度の実績や信用度があり、これから事業を拡大したい企業の場合は、買取可能額の上限が高いファクタリング会社を選びましょう。

この記事で紹介した以下の3社なら、最大で1回1億円から3億円の買取に対応しています。

サービス名 特徴 買取可能額 最短入金
GMO BtoB早払い GMOグループ会社が提供 〜1億円 2営業日
事業資金エージェント 柔軟性が高く買取実績が豊富 〜2億円 2時間
トップ・マネジメント 面談ありで顔が見えるサービス 〜3億円 即日

 

いずれも実績が豊富で信頼のおける企業が運営しているため、大きな金額のやりとりも安心です。ファクタリングを活用した事業展開についてじっくり相談したい場合は、対面面談ができるトップ・マネジメントを利用しましょう。

GMO BtoB早払いは一度決定した買取限度内なら繰り返し利用でき、2回目以降の登録の手間がなく、手数料も割引になるためおすすめです。

利用がバレるリスク・手数料・入金スピードのバランスで選ぶ

2社間ファクタリングを選ぶか3社間ファクタリングを選ぶかで、手数料や入金スピードに大きな差が出ます。取引先に利用が知られるリスクにも大きく関わるため、どちらの方法で取引するかは重要なポイントです。

それぞれの主な違いは以下のとおりです。

2社間ファクタリング 3社間ファクタリング
手数料 高い 安い
審査 厳しい 易しい
入金スピード 早い 遅い
取引先への通知 なし あり

 

2社間ファクタリングは利用者とファクタリング会社で取引を行い、ファクタリング会社と取引先にやり取りは発生しません。入金スピードに優れており取引先にバレにくいことがメリットですが、手数料の高さや審査がやや厳しくなる点には注意が必要です。

3社間ファクタリングは、利用者・ファクタリング会社・取引先の3者で通知や取引が共有されます。そのため、利用は取引先にバレても問題ないことが前提です。

入金スピードは2社間ファクタリングに比べて劣るものの、信用リスクが減るため審査には通りやすく、手数料も安めに設定されています。

2社間ファクタリングなら取引先にバレにくく入金も早い

入金スピードやバレにくさを重視する場合は、2社間ファクタリングを選びましょう。数十分から数時間での資金調達が可能なため、いざという時の強い味方になってくれます。

2社間ファクタリングが利用できるおすすめサービスは次のとおりです。

サービス名 特徴 手数料 最短入金
ペイトナーファクタリング 業界最速水準の10分着金を実現 10% 10分
PAYTODAY AI審査でスピーディー対応 1%〜9.5% 30分
SOKULA 初心者でも簡単利用 2%〜15% 2時間

 

いずれのサービスも2社間取引に特化しており、許可なく売掛先に通知することはないため安心して利用できます。

ペイトナーファクタリングは最短で10分での着金を実現しており、とにかく急いでいる方に向いています。なるべく手数料を抑えたい方には、上限が9.5%に設定されているPAYTODAYがぴったりです。初めての利用で不安があるなら、簡単に使えることにこだわったSOKULAを利用しましょう。

3社間ファクタリングなら手数料が安く審査も緩い傾向がある

手数料をなるべく安くしたい、審査通過率を高めたいという方には3社間ファクタリングがおすすめです。3社間での取引であれば、ファクタリング会社は売掛先から直接回収できるため未回収リスクが少なくなります。そのため、2社間ファクタリングに比べると審査に通りやすい傾向です。また手数料の相場もおおむね10%以下と低く、コストを抑えた利用がかないます。

3社間ファクタリングが利用できるおすすめサービスは次のとおりです。

サービス名 特徴 手数料 最短入金
ビートレーディング 高い買取率で安心 2%〜9% 2時間
日本中小企業金融サポート機構 柔軟な審査をしてくれる 1.5%〜10% 3時間
トップ・マネジメント 手数料がリーズナブル 0.5%〜3.5% 即日

 

ビートレーディングは取引実績が豊富な上、手数料上限が決まっているため安心して使えます。日本中小企業金融サポート機構は、個人事業主でも柔軟な審査をしてくれると評判です。トップ・マネジメントは3社間ファクタリングの手数料が0.5%から3.5%と業界最安水準のため、ぜひチェックしてみてください。

土日祝も関係なく対応可能で突発の出費に備えたいかで選ぶ

本当に優良なファクタリング会社は、曜日や祝日に関係なく利用が可能です。

一般的なファクタリング会社では、審査や振り込みといったサービスの提供は平日の昼間のみというケースが多くあります。つまり「即日入金」「2時間で着金」などとうたっていても、実際は必要なタイミングで資金調達できない可能性があるのです。

突発的な出費に備えるためには、土日祝日もサービス提供している以下のファクタリング会社を選びましょう。

サービス名 特徴 手数料 最短入金
ラボル 24時間365日振込に対応 10% 60分
みんなのファクタリング 面倒な書類提出がいらない 7%〜 60分

 

ラボルは審査が完了していれば24時間365日振込に対応しており、銀行の営業時間を気にしなくて済むため夜間の利用にも適しています。みんなのファクタリングは不明瞭な料金が発生せず、決算書や事業計画など面倒な書類提出も求められないため、使いやすさは抜群です。実質的な入金スピードを求めるなら、上記サービスの利用を検討してみてください。

対面で説明を受けて契約し財務状況・些細な悩みも相談したいかで選ぶ

ファクタリング会社は基本的にオンライン完結のところが多いですが、中には対面型や契約時の面談が必須のサービスもあります。実際に相手の顔を見て説明を受けたり、事業の状況について相談したりといったサポートを受けたい場合は、対面型のファクタリング会社を選びましょう。

この記事で紹介した、対面審査に対応しているおすすめのファクタリング会社は以下のとおりです。

サービス名 特徴 手数料 最短入金
ベストファクター 契約時に面談が必須 ・2社間:5%〜
・3社間:2%〜
即日
GMO BtoB早払い リピート率が高い 1%〜12% 2営業日
日本中小企業金融サポート機構 柔軟な審査をしてくれる 1.5%〜10% 3時間

 

ベストファクターは審査までならオンラインで可能ですが、契約時には面談が必須となります。訪社にも対応してもらえるため相談してみましょう。GMO BtoB早払いは「担当者がじっくり話を聞いてくれる」と評判が高く、リピート率も高いのが特徴です。日本中小企業金融サポート機構は、そもそも中小企業への融資先や助成金の紹介などのサポートを行う団体のため、相談先としてはもっともふさわしいといえます。

担当者との相性もあることから、まずは相談してみて実際に利用するか判断しましょう。

ファクタリングは怪しい事業?主な種類と収益モデルを紹介

ファクタリングとは、自社の売掛債権を譲渡して買い取ってもらい資金調達する方法です。利用することで支払期日より早く売掛金を現金化できるため、事業の資金繰りの改善に役立ちます。

ファクタリングと聞くと「違法な資金調達方法なのではないか」と感じる人は少なくありません。その理由として、融資やローンと同じ「借り入れ」であると誤解されているケースが考えられます。

実際は、ファクタリングはあくまで債権を現金化しているだけに過ぎません。ローンのような貸金業ではなく、負債が増えるわけでもない安全な方法です。もちろん、ファクタリングにおける売掛債権の譲渡や売買契約は法律でもはっきりと認められています。

 

債権は、譲り渡すことができる。ただし、その性質がこれを許さないときは、この限りではない。

(引用:民法第466条

売買は、当事者の一方がある財産権を相手方に移転することを約し、相手方がこれに対しその代金を支払うことを約することによって、その効力を生ずる。

(引用:民法第555条

 

では収益モデルはどうなっているのかというと、売掛債権の譲渡で発生する手数料が、ファクタリング会社の主な利益です。サービスの提供側は常に債権の未回収リスクを負っていることから、利用時は実費とリスク代を含めた手数料が引かれることになります。

ここからは、ファクタリングの代表的な4つの種類について詳しく見ていきましょう。

買取型|売掛金を事業者に買い取ってもらう

買取型ファクタリングは、今回紹介しているもっとも一般的なファクタリングサービスを指します。自社が保有する売掛債権をファクタリング会社に買い取ってもらうことで、支払期日よりも早く資金調達できる方法です。

事業をしていると、入金予定はあるのに目の前の支払いや仕入れ資金が足りないというケースは珍しくありません。手持ちの現金がないことを理由に諦めざるを得ない状況も出てきます。

そんなときにファクタリングで早く現金化できれば、事業をさらに拡大できる可能性が高まります。手数料として10%前後が引かれるものの、その即金性の高さから緊急時に活用しやすい方法だといえます。

また、借り入れには当たらないため自社の信用度を落とすことがなく、売掛先の信用度が高ければ資金調達しやすいのもメリットです。

保証型|売掛金の回収に保険をかける

保証型ファクタリングは、ファクタリング会社に保証料を支払うことで、売掛先の倒産や未回収リスクに備えられるサービスです。万が一売掛債権を回収できなくなった場合でも、保証額分の現金を受け取れるため損失を最小限に抑えられます。建設業界など、取引額が大きい業種で多く使われる方法です。

利用時はまず、利用者がファクタリング会社へ売掛債権の保証を依頼します。保証料は売掛債権金額の1%から4%程度です。

審査後に保証金額などの条件に問題がなければ契約し、売掛債権が回収不可能になった際は、ファクタリング会社から利用者へ保証金が支払われます。

取引先の信用度に不安がある場合や、新しく取引を始めたばかりの場合は、保証型ファクタリングを利用すると安心です。ただし所定の保証料が発生する点や、取引先の信用度が低いと利用できない点に注意しましょう。

医療型|社保・国保へ請求した診療報酬を買い取ってもらう

医療型ファクタリングは、医療にかかわるさまざまな債権を買い取ってもらい現金化する方法です。債権の種類には診療報酬・介護報酬・調剤報酬があり、主に病院・調剤薬局・介護事業者が利用します。

医療機関は通常、社会保険や国民保険に対して診療報酬を請求します。しかし入金までは2〜3ヶ月かかるため、必要に応じて医療型ファクタリングを利用することでスピーディーな現金化がかなうのです。

一般的な買取型ファクタリングと異なり売掛先が「国」であるため、未回収リスクがほとんどないことから審査通過率が高く、手数料も低く抑えられます。通知の有無を気にする必要もないため、3社間ファクタリングで契約するのが一般的です。

国際型|海外の企業に対する売掛金を回収する

国際型ファクタリングは、海外の企業との貿易取引で利用されるファクタリングサービスです。

海外の企業は国内の企業と違って与信調査が難しく、取引後にきちんと支払いが行われるとは言い切れません。そのため国内の輸出業者とファクタリング会社、さらに海外の輸入企業と海外のファクタリング会社をまじえた4社間で契約することで、未回収リスクを防げます。

これまでの海外企業との貿易取引には、企業の取引銀行が支払いを保証する「信用状(L/C)」が使われてきました。しかし国際ファクタリングならこの発行の手間がない上、海外企業の支払いが90日延滞した場合は保証が履行されるため、確実に代金を回収できるのが大きなメリットです。

デメリットとしては、信用調査や保証料に費用がかさみ、コストの負担が大きい点が挙げられます。

ファクタリングの申し込み・審査から利用までの流れを解説

初めてファクタリングを利用する際は、どんな手続きや書類が必要なのか戸惑うかもしれません。申し込みから審査・利用までの流れを把握し、不安なく利用できるようにしましょう。

2社間取引の場合、手続きは次の5つの手順で行います。

  1. 申し込み手続き
  2. 必要書類の提出
  3. 利用可否の審査
  4. 契約の締結
  5. 業者への売掛金移行

1.申し込み手続き

利用するファクタリング会社を決めたら、申し込み手続きをしましょう。すぐに登録に入る業者もあれば、事前相談や事前見積もりができる業者もあります。

多くの業者はオンライン手続きが可能です。電話や対面を希望する場合は対応している業者を選んでください。

2.必要書類の提出

続いて、Web・メール・FAXなどで必要書類を提出します。提出を求められる書類は業者によって違いがありますが、代表的なものは以下のとおりです。

  • 売掛債権の証明書類:契約書・発注書・請求書など
  • 売掛先からの入金確認書類:通帳など
  • 身分証明書:免許証・マイナンバーカードなど
  • 法人登記簿謄本
  • 印鑑証明書
  • 決算内容確認書類:2〜3期分

書類によって売掛債権の信用度を示せれば、手続き時間の短縮や審査通過率アップにつながります。

3.利用可否の審査

書類とヒアリングの内容によって審査が行われます。早いところでは30分程度で完了します。

4.契約の締結

審査に通過したら契約の締結を行いましょう。契約書にはしっかり目を通し、内容を確認してください。

5.業者への売掛金移行

契約締結後に、手数料を差し引いた金額で業者から入金があります。売掛先から支払いがあったら、ファクタリング会社へ支払いを行いましょう。

もし債権譲渡登記を行った場合、利用後の抹消手続きを忘れないようにしてください。別の業者を利用した際に二重譲渡になり、違法になる可能性があるためです。

知らなきゃやばい!ファクタリングの審査・利用時の注意点

ファクタリングサービスの審査では、主に売掛先の信用度・売掛先との取引実績や頻度・売掛金の支払期日までの長さが重要なポイントです。利用者側の企業の実績や信用度、ましてや利用者個人の信用度はほとんど重視されません。ファクタリングはお金の貸し借りをする「与信取引」ではないためです。

大切なのはあくまでも売掛先の規模や実績です。大手企業や公的機関であること、取引実績や回数が多いことが重要視されます。取引内容を証明する請求書・発注書・納品書などの書類を多く用意できると有利です。

さらに支払期日までの長さや、回収見込みの高い売掛債権であるかもチェックされます。どれだけ信用度の高い売掛債権を用意できるかが、ファクタリング利用時の最大のポイントです。

虚偽申告・電話等による本人確認の拒否は審査落ちにつながる

注意点として、書類の提出時に虚偽申告をしたり電話での本人確認を拒否したりすると、審査落ちにつながる可能性があります。

たとえば売掛先の経営状況が悪い・売掛先が個人である・実態のないペーパーカンパニーであるといった理由から、嘘の内容で申告してしまうパターンです。気持ちはわかりますが、自社の信用を落とすだけなのでおすすめできません。もちろん、不良債権・架空債権・債権の二重譲渡も絶対にやめてください。

また、オンライン完結のサービスを選んだ方の多くは手間を省きたい心理が強く、電話連絡を嫌がる傾向があります。利用者個人が原因でファクタリングの審査に落ちるケースはそう多くありませんが、あまりに態度が悪ければ審査落ちにつながることも考えられます。自社を助けてもらうためのサービス利用だからこそ、誠実な態度で向き合うことが大切です。

売掛先の信用が低いと審査に落ちる・手数料が高騰する等のリスクが高まる

ファクタリングの審査基準は売掛先になるため、信用度には注意しましょう。事業を始めたばかりである・取引を始めて間もない・少額の売掛債権が多いといった条件が重なった場合、未回収リスクが高いと判断され審査落ちする可能性が高まります。

また、信用度は手数料にも大きく関わります。売掛先の信用度が高いほどリスクが低く、手数料も低く設定されるのが一般的です。

多くのファクタリング会社では、売掛先が個人のファクタリングは行っていません。個人事業主やフリーランスが利用できる業者もあるものの、法人に比べてどうしても規模が小さく、売掛債権も少額になりがちなためです。ファクタリングでは個人の信用情報を照会しておらず、リスクヘッジのために個人を避ける傾向があるのです。

反対に売掛先が上場企業や公的機関であれば信用度が高いと判断され、審査通過率も上がります。確実に資金調達したい場合は、できるだけ信用度の高い売掛先や売掛債権を選びましょう。

使いすぎると手数料が多く取られて経営不振に陥りやすい

ファクタリングは便利なサービスですが、使いすぎには注意してください。

ファクタリングでは、平均10%程度の手数料が毎回取られることになります。売掛金額が大きく回数が多いほど手数料も積み重なり、それが後々大きな金額となって損失を抱えてしまう危険性が否めません。

次に怖いのが、一度使うとその便利さが癖になることです。現金化を繰り返して売掛債権がなくなってしまうと、資金ショートを起こしてしまいます。手持ちの現金がなくなるたびにファクタリングでまかなっていると、本来の支払日に使えるお金がないという事態も起きかねません。

ファクタリングはあくまで一時的な出費への対応や、支払日までのつなぎとしての役割にのみ使うようにし、継続的な利用は控えるのが賢明です。

債権の売買以外の契約を結ぶ悪徳業者に当たると不当な金額を請求されやすい

ファクタリング会社は国内に100社以上あり、中には債権の売買以外の契約を結ぶ悪徳業者も存在することから、金融庁でも注意喚起を行っています。

ファクタリングは債権の譲渡・売買を指しますが、ファクタリングを装って金銭の貸付を行うケースが確認されています。

ヤミ金・悪徳業者である可能性が高い業者の特徴は次のとおりです。

  • 債権の買取代金が低すぎる
  • 悪質な取り立てをしてくる
  • 手数料が高すぎる
  • 給与ファクタリングを行っている
  • 契約書に「売買契約」の定めがない
  • 償還請求権が付帯している

中でも償還請求権が付帯している場合、万が一売掛先が倒産すると利用者が支払い義務を負うため注意が必要です。

ファクタリングに償還請求権は存在しないため、あるとすればそれは金銭貸借契約に当たります。契約書に「売買契約」の定めがない場合も同様で、悪徳業者がファクタリング業者を装い、貸金業登録なしで実質的な貸金業を行っている可能性があります。

契約時は契約書の内容をよく確認し、不当に高い金額を請求されることのないようにしましょう。

ファクタリングに関するよくある質問

給料ファクタリングは他と何が違いますか?

給料ファクタリングと一般的なファクタリングでは、その性質が異なります。

ファクタリングは売掛債権を現金化することをいい、お金を借りるわけではありません。そのため、ファクタリング会社の貸金業者登録は不要です。

一方で給料ファクタリングの場合、利用者が賃金債権をファクタリング会社へ支払います。債権を持つファクタリング会社が、給料の支払い元である会社へ直接取り立てることはできません。

その性質上、実質的な金銭の貸付を受けているとみなされるため、金融庁でも「業として給与ファクタリングを行うことは貸金業に該当する」としています。この点が一般的なファクタリングとの大きな違いです。

貸金業登録されていないヤミ金融業者の利用は違法に当たるため、絶対にやめましょう。

起業直後でも利用できますか?

売掛金さえあれば、利用できる確率は高いと考えられます。

ファクタリングにおいては銀行の融資などと違い、利用者よりも売掛先の信用度が重要です。大企業や公的機関である、売掛金額が大きい、複数回の取引があるなどの条件が揃っていれば、利用できる確率はより高まります。

ただし一般企業より審査通過率が低かったり、掛け目を調整されたりする可能性は否めません。ファクタリング会社もリスクヘッジをする必要があるためです。

さらに手数料も上限で設定されるなど高めの傾向があるため、受取金額が目減りしてしまい資金のショートを起こすことも考えられます。

どうしても企業直後にファクタリングを利用する必要がある場合、できる限り実績を重ねるか、より良い条件の売掛債権を使うよう心がけましょう。

銀行の融資との違いは何ですか?

資金調達の方法が異なります。

銀行融資ではお金を借りますが、ファクタリングは自分の売掛債権を買い取ってもらい現金化するため、貸付を受けるわけではありません。

銀行の融資の場合は会社の業績が主な判断基準となり、金額も数百万円から数億円と大規模です。その分審査が厳しく、資金調達までに数週間から数ヶ月かかることもあります。返済期間が長いことや、平均2%から6%程度と手数料を抑えられる点がメリットです。

一方、ファクタリングは利用者ではなく、売掛先の信用度によって利用できるかが決まります。申し込みから審査・着金まで数時間と、その日のうちに資金調達できるスピード感が大きな強みです。

調達金額は売掛債権の範囲となり、個人事業主に対応しているサービスなら数万円からの少額利用もできます。

お金を借りるわけではないため、保証人や担保も必要ありません。ただし、銀行融資に比べて手数料が高くなりやすい点には注意しましょう。

ファクタリングが難しい業種はありますか?

ほぼすべての業種で利用できますが、次に当てはまる場合は注意が必要です。

  • 飲食業:レストラン、居酒屋、カフェなど
  • 小売業:スーパー、雑貨店、ドラッグストアなど

ファクタリングを利用するには、売掛債権を保有している必要があります。しかし、昔ながらの飲食店やスーパーでは「現金払いのみ」という店が少なくありません。すると売掛債権がないため、ファクタリング利用は難しくなってしまいます。

また、取引相手が個人である場合もファクタリングの対象外です。個人を相手にツケ払いなどをしていると、審査に通過しづらくなります。

加えて個人経営の場合、請求書の金額が小さくなりがちな点も不安要素です。ファクタリング会社は売掛先の規模や金額を重視する傾向が強いためです。

対応策として、クレジットカード払いやキャッシュレス決済など現金以外の支払い方法を導入すると売掛債権ができ、支払いの信用度も上げられるため検討してみてください。

支払いが遅れた場合に取り立てられますか?

取引先から売掛金が支払われたのに支払いを行わない場合は、取り立てを受ける可能性が高いといえます。ファクタリング会社とは回収委託契約を結んでおり、不払いは違法行為に当たるためです。

悪質な業者では一日に何度も電話をかけてきたり、友人や家族に接触して嫌がらせ行為をしたりするケースもあります。

取り立てだけではなく、期日までに支払えなかった場合は別途年率14.6%程度の遅延損害金を支払わなければなりません。返済そのものが不可能な場合は、損害賠償請求される恐れもあります。

また、たとえ2社間取引であっても、支払いが遅れると売掛先にその旨が通知されます。すると自社の信用に大きく関わるため、取引先にファクタリングの利用がバレたくない場合は注意が必要です。

事前に期日に間に合わないことがわかっていれば、あらかじめファクタリング会社に期限の延長を交渉することもできます。諦めずにまずは相談してみましょう。

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