(任期相談)設立時は仮の2名を役員に就任させる予定で人事固まり次第改めて役員を就任させたい
登場人物
株式会社X(IT子会社)、司法書士Y
相談内容
親会社の組織再編に伴い、支店事業を切り離して新設子会社を設立することとなった。
取締役会は非設置で、設立時は仮の2名を就任させる予定だが、再編完了後には親会社側の幹部を改めて就任させる構想がある。
このため、仮に就任した取締役の任期を短めにしたいとの相談があった。
司法書士のアドバイス
定款の附則に「設立時取締役の任期は1期限りとする」旨を定め、初回の定時株主総会で新任役員に交代できるよう設計。
その後、結果的に人事変更がなかった場合には、附則を削除する定款変更を提案し、柔軟な対応を実現した。
詳細はこちらのコラムでも解説をしています。
(リンク:会社設立時に取締役の任期を柔軟に定めるには?附則の活用と改選タイミングの整理法)