資本金を100万円単位に揃えたいと希望する会社の資本金計上額の決め方と工夫
事例内容
ある会社でA種類株式を1株25万円で発行しました。
資本金への計上は最低12万5,000円で足りますが、会社は「10万円単位ではなく100万円単位にしたい」と強く希望しました。
課題
25万円の払込みでは100万円単位にならない
発行価額や発行株数を変える案は会社側が難色を示した
対応とアドバイス
・払込み分のうち20万円を資本金、5万円を資本準備金に振り分け
・さらに資本準備金から75万円を資本金に組み入れる決議を実施
・登記は「25万円増加」「75万円組入れ」の2本に分けて申請
結果
資本金は合計100万円増加し、会社の要望どおり「100万円単位」に調整することができました