ローン完済後に抵当権抹消を忘れていたケース
状況
・Aさん(50代)。10年前に住宅ローンを完済。金融機関から抹消書類は受け取っていたが、そのまま放置していた。
・今年、不動産を売却しようとしたところ、買主から「抵当権が残っているため売買契約を進められない」と指摘された。
対応とアドバイス
・法務局で登記事項証明書を取得し、抵当権が残っていることを確認。
・金融機関から受け取った解除証書・委任状が有効であることを確認できたため、そのまま司法書士に依頼して抵当権抹消登記を実施。
・登録免許税は土地1,000円+建物1,000円=計2,000円、登記事項証明書(事前・事後)で約1,000円の実費。司法書士報酬を含めても数万円で完了。
・Aさんには「ローン完済時にすぐ抹消を済ませるべき」と説明し、将来の不動産取引の円滑化につながることを理解してもらった。