相談事例

グループ会社の完全子会社化を目指すケース

ある親会社は、グループ会社の株式をすでに90%以上保有していました。残り数%の少数株主も買い取り、完全子会社化を目指す計画です。

選択肢の検討
 1. 任意売買で買い取る(株主が応じない可能性が高い)
 2. 株式交換で現金を対価とする(債権者保護手続や課税のリスクあり)
 3. 株式併合で端数株式を排除(法改正後は利用可能性が高まる)
 4. 全部取得条項付種類株式を利用(登録免許税を抑えつつ一括処理可能)

結論
 関係者との交渉や税務面のシミュレーションを行った結果、将来の再発行計画も見据えて「全部取得条項付種類株式」の利用を選択。開示や手続の負担はあるものの、法的安定性とコスト面のバランスを取ることができました。

会社法人登記(商業登記)の

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