休眠会社の「みなし解散」と実務対応解散・清算休眠会社整理の背景法務省は一定期間登記をしていない株式会社を「休眠会社」とし、整理を定期的に行っています。この整理により、休眠会社は職権で「解散したもの」とみなされる(会社法第472条)ため、司法書士業務にも影響があります。休眠解散とは「休...続きはこちら
取締役会を共催できるか?実務上の違和感と検討ポイント法人手続株主総会・種類株主総会の共催の取扱い株主総会と種類株主総会を同日に開く場合、実務上は「共催」とされます。ただし、法務局の運用では、議事録は別々に作成することが求められています。そのため、実務では議事録を2通に分け、開催時間を共通としつつ、共...続きはこちら
社債的性質をもつ種類株式の設計と実務対応種類株式債権を株式に変える要請とDESの必要性ある外資系企業の子会社で、親会社が機械を販売したものの代金未払いの状態が継続していました。帳簿上は「未払金」として計上され、会社にとっては債務です。さらに金融機関からも借入があり、返済順位の問題が発生し...続きはこちら
払込金額・資本金・現物出資財産の価額の関係、実務で迷いやすい論点の整理増資募集株式の発行手続き募集株式の発行に関して、実務では「払込金額」「資本金」「現物出資財産の価額」という三つの数字をどう扱うかが常に問題になります。・払込金額(発行価額 × 株式数)・払い込まれた額(実際の入金額や現物出資の評価額)・資本金に...続きはこちら
役員の選解任に関する種類株式の設計と実務上の工夫種類株式事業承継と株式設計の課題事業承継の場面では、後継者に経営権を集中させたいというニーズが非常に強くあります。しかし現実には、創業家以外の少数株主や従業員株主が一定の割合を保有していることが多く、株式が分散することで後継者が経営の安定性を失うリ...続きはこちら