当事務所について

弁護士と司法書士の違いは、それぞれ一言で表すならば、弁護士は「紛争解決業務」であり、司法書士は「紛争予防業務」であるといえます。司法書士は法律事務・登記手続の専門家であり、弁護士は裁判や調停等が主な業務です。実際に紛争が生じた場合、裁判や調停により紛争解決を行う場合は弁護士に依頼します。しかし訴訟に発展した場合、トラブル解決まで多くの時間を費やし、経済面、精神面で負担がかかり大変な労力が必要となります。

紛争を避けるには、トラブルになりそうな相手には契約書を綿密に作成したりチェックを行うこと等は、もちろんのこと司法書士の専門分野である「登記手続」も予防法務の1つであります。例えば、不動産は登記をすることにより、所有権をめぐる争いが起こる可能性が大幅に減ります。具体例として、親の家を譲り受けた場合でも、登記を変更せず親名義のまま放置をすれば、いざ相続が発生したときに他の相続人に対し自身が家を譲受けた者であると権利主張することが困難となり、紛争が起こり得る原因となります。

また法人登記の分野では、法人の登記事項に変更が生じた場合、会社法上2週間以内に変更登記手続をしなければならないと定められています。もし変更登記を放置した場合、法人代表者は、過料に処せられることがあります。また、役員が退任したにも関わらず変更登記をしないでいると、取引の有効性について取引相手とトラブルにもなりかねません。そのため、法律事務として予防法務は重要な分野であり、司法書士はトラブルを未然に防ぐという意味で予防法務の一翼を担っています。

当事務所は創業以来、多くの個人のお客様、法人のお客様の課題解決に努めてまいりました。2023年8月には、月間受任数1000件を突破するなど豊富な経験と実績には自信がございます。会社法人登記、不動産登記、契約書・公正証書等の作成に関するご相談は、司法書士法人永田町事務所までお問合せください。