司法書士試験は難しすぎる!無理ゲー?簡単だったという意見は嘘!

司法書士試験は、合格率が毎年4%から5%と低く、難しすぎるといわれています。試験の難易度が上がっている理由のひとつに、出題科目が11科目と多く勉強が大変なことがあります。

しかし司法書士は、将来性があり年収アップも狙える魅力的な仕事。法律の専門家として、活躍できる場が多いので、資格を取ろうと考えている方も多いです。

人気の資格ですが、「難易度が高くで資格を取れるか不安」「どうやって勉強したらいいか迷っている」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。司法書士試験は、勉強時間が3,000時間必要といわれているので、毎日継続して勉強するためには工夫が必要です。

本記事では、司法書士試験の難易度を詳しく解説し、出題科目や勉強方法まで紹介します。司法書士試験に合格したいと考えている方は、ぜひお役立てください。

目次

司法書士試験は難しすぎる?合格率や難易度が高い理由を解説

司法書士試験は、難しすぎるといわれていますが、難易度が上がっている理由は何故なのかを解説します。合格率は国家資格の中でも低いので、資格を取得するのをためらう方も多いでしょう。

しかし、難易度が高い理由を把握しておけば、対策を立てることが可能です。試験の出題傾向や、問題を解くための対策を一緒に解説しますので、司法書士試験を今後受けたいと考えている方は参考にしてください。

司法書士試験が、難易度が高くなる仕組みは、以下の動画でも解説しています。

司法書士試験の合格率は毎年4%から5%なので国家資格の中でも難易度が高い

上記でも触れましたが、司法書士試験の合格率は、毎年4%から5%と国家資格の中でも低い数値です。弁護士でも、司法試験に受かる率は20%から30%と高めですが、司法書士は低く難易度が高いことがわかります。

司法書士試験は、受験資格を設けていないので、法律に触れるのが初めての方でも受験できる資格。大学や仕事で、法律に触れたことがある方であれば、試験勉強も理解しやすいのですが、初学者であれば深く理解するまで時間がかかり、試験に合格するのも難しくなってしまいます。

そのため、毎年1万人以上の受験者がいても、合格するのは4%から5%と低くなってしまっています。初学者で司法書士試験に合格するためには、しっかりと勉強時間を確保し、法律の理解を深める必要があるでしょう。

早く試験に合格したいからと焦らず、自分の実力を把握しながら確実に試験に臨んでください。

司法書士試験が難しい理由は出題範囲が広く勉強に時間がかかる

司法書士試験の出題範囲は、11科目と多いので試験勉強に時間がかかり、途中で試験を諦めてしまう方も少なくありません。

司法書士試験に出る科目は、以下の通りです。

  • 民法
  • 不動産登記法
  • 商法、会社法
  • 商業登記法
  • 民事訴訟法
  • 民事保全法
  • 民事執行法
  • 司法書士法
  • 供託法
  • 憲法
  • 刑法

参考:令和5年度司法書士試験受験案内書

出題範囲の11科目の中でも、出題率が高いのは「民法」「不動産登記法」「商法、会社法」「商業登記法」です。他の科目は、マイナー科目と呼ばれていて、出題頻度は低いのですが、全く試験に出ないわけではありません。

試験に出題される科目だけを勉強する方もいますが、それでは司法書士試験の基準点に満たず不合格になる可能性があります。合格するためには、マイナー科目も満遍なく勉強しなければいけないので、勉強時間がかかり試験が難しすぎるといわれています。

11科目を完璧に理解するのは難しいですが、試験に対応できるように効率よく勉強する必要があるでしょう。

司法書士の試験は合格するための基準点が設定されていてクリアするのが難しい

司法書士試験には、午前の部と午後の部に分かれていて、それぞれ基準点が設けられています。トータルで合格点になっていたとしても、基準点を満たしていなければ不合格になってしまうので、注意が必要です。

参考に、令和5年に設定された基準点を紹介します。

午前の部満点105点中78点
午後の部満点105点中75点

トータルではなく、基準点をもとに合格が決まるので、試験を受ける際には法務省のホームページで確認しておきましょう。基準点を満たすためにも、出題される問題には確実に回答していかなければいけません。

試験勉強をする際には、過去問を繰り返し解き反復して知識を定着させるようにしましょう。予備校や通信講座によっては、模擬試験を受けられる場所もあります。

試験の雰囲気を体験でき、問題の傾向も把握できるので、本番前に何度か受けてみるのがおすすめ。模擬試験には費用がかかりますが、難関といわれている司法書士試験に最短で合格するためにも、模擬試験を有効活用してください。

司法書士試験は設定された時間内に問題を解く必要があり知識とスピードが必要

司法書士試験には、午前の部と午後の部がありますが、それぞれ問題を解く時間が決められているのも、難易度が高いといわれる理由です。試験内容は、非常にボリュームがあるのですが、時間制限があるので、最後まで解けない方も多くいます。

最後まで解けないと、基準点を満たせず不合格になる場合があるので、司法書士試験には正確さとスピードが求められます。試験勉強をする際には、過去問をどのくらいのスピードで解けるのか、タイマーなどで測り把握しておくことが重要です。

試験のように時間を設定し、どこまで問題が解けるのかを測ってみるのもおすすめ。試験に必要なスピードが身につきますし、問題を理解するスピードを鍛えることができます。

司法書士試験で、不合格にならないためにも、本番の雰囲気を見越して試験勉強を工夫していきましょう。

司法書士試験の偏差値はどのくらい?他の国家資格と合格率も比較

司法書士試験は、難しすぎるといわれていますが、実際の偏差値や合格率を解説します。他の国家資格の合格率と比較するので、難易度がイメージできない方は参考にしてみてください。

偏差値は、実際の数値を出すのは難しいですが、大学受験に例えて解説します。正確な数値ではないですが、難易度の参考になるので、偏差値も確認してみましょう。

司法書士試験の偏差値は難関大学ほどの数値で65から70と言われている

司法書士試験の偏差値は、65から70といわれていて、難関大学ほどの数値です。65から70であれば、成績が上位の約6%ほどの方が当てはまるともいわれています。

司法書士試験は、大学受験とは違うものですが、偏差値を参考にするとイメージしやすいでしょう。難関大学ほどの偏差値なので、一発で合格するのは難しく、資格取得まで数年かかる場合もあります。

しかし、難易度が高いからと諦める必要はありません。予備校や通信講座では、効率よく司法書士の試験に合格できるように、テキストが開発され、サポート体制も整っています。

1人では合格が難しくても、指導のプロから講義を受ければ、十分試験に臨むことが可能でしょう。さらに厚生労働省では、教育訓練給付制度があり、司法書士試験も該当します。

受講費用の20%から50%を受け取ることができるので、費用の負担が少なく司法書士を目指すことも可能。国でも支援をしているので、予備校や通信講座、教育訓練給付金などを上手く使い、負担を減らしながら試験を受けましょう。

司法書士試験の合格率を弁護士や行政書士など他の国家資格合格率と比較

次に、司法書士と他の国家資格の合格率を比較します。

国家資格名合格率
司法書士4%から5%
弁護士45,3%
弁理士6,1%
行政書士13,9%
社労士6,4%

弁護士や弁理士、行政書士などと比べた際に、司法書士試験の合格率は特に低いことが分かります。弁理士や社労士も、国家資格の中では低めの合格率ですが、司法書士の方が1%ほど低いので、難易度が高めといえるでしょう。

しかし合格率を比較したとしても、勉強時間をしっかりと確保し、試験対策を怠らなければ合格する確率は上がります。出題範囲が広いので、どの科目にどの程度時間をかけて勉強するのか、計画を立てれば効率よく法律を理解することができます。

また、弁護士や社労士には受験資格規定がありますが、司法書士、弁理士、行政書士には、受験を受ける際の条件がなく、誰でも試験を受けられます。受験資格が設定されていないので、難易度が高い司法書士でも、毎年受験する方が多く、挑戦しやすい資格といえます。

法律関係以外の、業界出身でも挑戦できるので、将来性を考えての転職にも最適な資格。法律は、司法書士の仕事以外でも活かせる知識なので、勉強して損はないでしょう。

司法書士試験にかかる勉強時間と他の国家資格にかかる勉強時間を比較

司法書士の試験は、出題範囲が広いので勉強時間も、3,000時間以上必要といわれています。他の国家資格と比較してみると、以下の表の通りです。

国家資格資格取得に必要な勉強時間
司法書士3,000時間
弁護士3,000時間〜8,000時間
弁理士3,000時間
行政書士500時間〜800時間
社労士800時間〜1,000時間

表のように、他の国家資格と比較してみると、司法書士の資格取得に必要な時間は、平均程度といえます。他の国家資格である、弁護士や弁理士、社労士も1,000時間以上学ばなければ合格は難しいです。

司法書士の試験は、難易度が高いといわれていますが、他の国家資格と同じくらいといえるので、難易度で資格取得をするのはおすすめしません。自分がどのようなキャリアを積んでいきたいのかを明確にし、法律関係の仕事で生涯仕事をしたいと考えるのであれば、司法書士の資格を取ると良いでしょう。

司法書士は、生涯現役で長く働ける職業です。クライアントの悩みに寄り添い、感謝をされることも多いので、やり甲斐のある仕事といえるでしょう。

資格の難易度は参考程度にし、自分が歩みたいと思えるキャリアを作れるよう、目的を明確にして試験に挑戦してください。

司法書士試験で出題される内容は?試験科目や日程を紹介

次に、司法書士の試験で出題される科目や日程について解説をします。司法書士試験で出題される科目は11科目で、国家資格の中でも範囲が広いです。

試験に合格するためにも、科目や試験の日程をしっかりと把握し、法律の勉強に取り組まねばなりません。ここでは、出題される科目の中でも、特に問題数が多い主要科目についても解説します。

司法書士の試験に出題される内容は11科目から出され主要科目は4科目

司法書士の試験に出題される科目は、主に以下の11科目。

  1. 民法
  2. 不動産登記法
  3. 商法、会社法
  4. 商業登記法
  5. 民事訴訟法
  6. 民事保全法
  7. 民事執行法
  8. 司法書士法
  9. 供託法
  10. 憲法
  11. 刑法

11科目の中でも、主要科目と言われ出題問題が多いのは、「民法」「不動産登記法」「商法、会社法」「商業登記法」です。試験の中でも、約70%以上が主要科目から出題され、試験勉強をする際にも、4科目を重点的に学びます。

他の7科目は、マイナー科目と呼ばれますが、捨てていい科目ではありません。マイナー科目でも出題範囲に入っているので、勉強しなければ基準点を満たすことができないでしょう。

試験勉強は主要科目を中心にしますが、マイナー科目の法律も理解できるように、勉強時間を確保してください。出題範囲の科目は、満遍なく理解できるように時間配分をして、効率よく学びましょう。

また、司法書士の試験には、記述式試験も含まれます。登記申請書を作成していく試験ですが、何度か登記申請書作成の練習をしておけば、対策が可能です。

試験の配点も、25%とそこまで高くはありません。記述試験対策は、予備校や通信講座で、専用の対策講座を受けられる場合があります。

司法書士の試験を受けるなら、記述式の対策も考え講座を受けるようにすると安心でしょう。より実践的な試験内容なので、司法書士になり仕事をしている雰囲気を味わえるのも特徴。

司法書士の実務経験を積むと考え、記述試験対策に取り組んでください。

司法書士試験の受験資格に制限はなく日程は毎年決まった月に行われる

司法書士の試験は年に1回行われ、毎年7月の第1日曜日に実施されます。受験者は、試験が行われる年の5月に受付が開始されるので、試験に申し込み受験の案内や願書を受け取ります。

試験は、7月から開始され筆記試験は、1日で全て行われます。1日のうち午前の部と午後の部に別れているので、それぞれ時間内に問題を解いていきます。

7月の試験結果は10月に発表され、10月下旬に口述試験を実施。翌月の11月に、最終合格者が発表晴れるスケジュールです。

1年を通して行いますが、試験まで3ヶ月ほど猶予があります。受験生は、試験当日まで気を抜かず試験勉強のラストスパートをかけて、挑みましょう。

7月の試験後に、基準点が発表されるので、どのくらいの点数を取って合格するのかは、受けてみないと分かりません。基準点は、過去の点数を参考にし、確実に点数が取れるように勉強しましょう。

以下で、試験の概要も紹介します。

受験資格条件はなく誰でも受験可能
試験形式筆記試験と口述試験
筆記試験の試験科目午前の部(択一式):憲法、民法、商法、会社法、刑法
午後の部(択一式):民事訴訟法、民事保全法、民事執行法、供託方、商業登記法、不動産登記方
午後の部(記述式):商業登記法、不動産登記法
基準点午前の部、午後の部、記述式にそれぞれ設定され、全ての基準点を満たした方が合格

このように、受験資格はなく、誰でも受けられる司法書士の試験ですが、試験は1日を通して行われるため、知識と集中力が必要です。難易度が高い試験になっていますが、しっかりと試験勉強で対策ができれば、社会人でも初学者でも合格できるので、諦めずに司法書士を目指しましょう。

司法書士試験は免除になる場合もある?免除制度を受けられる条件について解説

司法書士試験は、職務経歴などで免除される場合もあります。免除対象となる、詳しい条件をこちらでは解説しますので、法律関係の仕事に携わっていた方は確認してみてください。

特に、公務員の仕事をしていた方が対象となるので、裁判事務官などの職種の方は免除制度についても把握しておきましょう。司法書士試験の受験を考えている方も、対象となる可能性があるので、免除される条件をチェックしてください。

司法書士の試験は公務員として働いた年数により免除になる可能性がある

司法書士試験は、公務員で働いた年数が10年以上だと免除されます。

免除される職種は、以下の通りです。

  • 裁判所事務官
  • 裁判所書記官
  • 検察事務官
  • 法務事務官

主に、裁判所などで法律関係の仕事をしていた方であれば、法務大臣に司法書士の業務を行う能力があると認定されやすいので、免除になる可能性が高いです。しかし、10年以上裁判所などで勤めても、法務大臣に認められないケースもあるので注意が必要。

定年まで裁判所で働き、セカンドキャリアとして司法書士になる方が多いので、認定されるには豊富な実務経験とスキルが必要になります。

司法書士の試験を免除しようと、裁判所で働いたとしても、試験を受けるよりも時間がかかってしまうので、あえて裁判所などで勤めることはおすすめしません。司法書士として働きたい方は、試験を受ける方が早く資格を得ることができるでしょう。

裁判所などで働いている方は、キャリアチェンジできることを把握しておき、司法書士として転職したい場合は、免除制度を利用してみてください。免除制度を利用するには、以下の条件が必要になります。

  • 公務員として10年以上の勤務経験がある
  • 法務大臣の認定を受ける

こちらの2つを満たすことで、免除制度を利用することができるので、勤務経歴や法務大臣の認定を受けられないか、確認しておきましょう。2つの条件を満たすことで、司法書士試験自体が免除になる可能性があります。

一部の試験ではなく、全ての試験が免除になるので、当てはまる方は免除制度を利用してみましょう。

司法書士の試験で筆記試験に合格し口述試験に不合格となった場合は翌年の筆記試験が免除される

司法書士試験を受験して、筆記試験に合格すると、翌年の筆記試験が免除になります。司法書士の試験は、筆記試験と口述試験に合格する必要があります。

なんらかの理由で、口述試験が不合格になってしまった場合は、筆記試験に合格していると免除され、翌年は口述試験のみになります。しかし、口述試験で不合格になることはあまりないので、こちらの免除制度も不慮の事故など特別な理由がない限り、申請することは難しいでしょう。

口述試験が不合格になる場合は、以下のように試験自体を受けられなかったのが原因と考えれます。

  • 天候や災害で交通網の麻痺
  • 親族の冠婚葬祭
  • 受験者の体調不良

上記のような理由で、試験会場に行けず不合格になるケースが少なからずあります。やむを得ない事情であれば、試験会場などに問い合わせて免除制度について確認してみましょう。

口述試験は、受ければ必ず受かるといわれている試験ですが、受ける際は油断せず試験対策をしてください。試験は面接形式で行われ、受験生に対して質問をし進めていきます。

主に、口述試験では「司法書士法」「不動産登記法」「商業登記法」の3つから出題されます。試験勉強をしていれば、答えられる内容ですが、面接が苦手な方は、何度か面接練習をしておくと安心です。

司法書士試験は、紹介した2つの免除制度がありますが、どちらも特別な理由がない限り提要されません。最短で司法書士になるのであれば、免除制度に頼らず、地道に勉強をして試験を受けましょう。

法律の勉強は、司法書士になった際に、とても役に立つものです。今後のキャリアにも活かせると思い、試験勉強に励みましょう。

難しすぎる司法書士試験に社会人で合格するためのポイント

社会人で、働きながら司法書士の勉強をするには、ポイントがあります。出題範囲が広いので、ポイントを把握し効率よく勉強をしなければいけません。

仕事があり、時間が限られるからこそ、効率よく勉強をすることが必要になるので、紹介するポイントを抑えて、試験勉強を進めていきましょう。司法書士試験の勉強に行き詰まっている方も、参考にしてみてください。

司法書士試験にいつまでに合格するのか明確な目標を立てる

司法書士試験は、年に1回のみ実施Uれるので、資格取得まで数年かかる場合があります。社会人で、仕事をしながらの資格取得であれば、さらに時間が必要になるでしょう。

勉強時間も他の資格より多いので、資格を取得する際には、いつまでに合格を目指すのかを明確にするのがおすすめ。目標を明確にすると、勉強時間を逆算して1日にどのくらい取り組めばいいのか把握できます。

また目標があると、試験勉強の期間が長めでも、モチベーションを保ちしっかりと対策ができます。仕事の残業で勉強ができなかったひがあっても、土日でどのくらい勉強すると取り返せるのかもわかるので、やる気がなくなることがないでしょう。

曖昧な目標よりも試験を受ける年や点数など、数字を使って目標を決めると、より明確な基準ができて行動しやすくなります。目標を1人で達成するのが難しそうであれば、予備校や通信講座を利用して、講師に相談してみてもGood。

人に話すことで、目標を達成しなければいけないという責任感が出てきますし、講師からアドバイスをもらえる可能性があります。

試験勉強が続くか不安な方は、まず目標をじっくりと考えてみてください。

司法書士試験の勉強時間を働いていても確保できるように時間を見直す

司法書士試験の勉強時間は、およそ3,000時間必要といわれているので、毎日数時間の勉強時間は必ず必要です。仕事をしながら勉強時間を確保できるように、無駄に使っている時間がないか、1日のスケジュールを見直してみましょう。

1日の時間を振り返ってみることで、無駄に使っている時間を見つけることができます。具体的には、以下の通りです。

  • スキマ時間でスマートフォンを見ている時間
  • 通勤時間
  • 仕事の昼休み
  • 寝る前のネットサーフィン

無駄にしている時間が見つかったら、その時間を司法書士の勉強に変えられないか考えてみましょう。

スキマ時間で勉強をするなら、スマートフォンでも見れるデジタル教材を利用したり、通勤時間でも勉強できるように、動画講義がある通信講座を利用するなど見直すことで、どのような勉強方法を選択すればいいのかも把握できます。

1日で使える時間が限られるからこそ、スキマ時間の利用はとても重要です。無理なく資格を取得するために、スケジュールを見直し勉強方法を選択しましょう。

司法書士試験に最短で合格するために予備校や通信講座を利用する

最短で、司法書士の資格試験に合格するなら、予備校や通信講座を利用するのがおすすめ。予備校や通信講座は、毎年試験の出題傾向などを研究し、テキストや講義を作成しています。

どの科目をどの程度勉強すればいいのかも、カリキュラムで把握できるので、時間がない社会人でも効率よく勉強を進められるでしょう。また予備校では、同じ志の仲間ができるので、勉強のモチベーションを保ちやすいです。

試験勉強が長引けば、やる気が起きない日も必ず出てきます。しかし周りが勉強している環境に身を置けば、勉強に対する姿勢も変わり、継続して試験勉強に取り組めます。

通信講座であっても、受講者同士の交流があったり、講師の動画を見ることでモチベーションを保てるようにサポート体制が整っています。1人で孤独に試験勉強をするよりも、仲間と勉強を続けた方が楽しく司法書士を目指すことができるので、予備校や通信講座を利用することも検討してみましょう。

料金が気になる方は、キャンペーン期間を狙って受講するのもおすすめです。

司法書士の試験に合格するためのおすすめ勉強方法3選

次に、司法書士試験の勉強を効率よく進める方法を3つ紹介します。司法書士試験は、11科目から出題されるので、自分にあった勉強方法を選ばなければ、時間がかかってしまいます。

以下で紹介する勉強方法は、メリットとデメリットも一緒に紹介するので、自分のライフスタイルや法律の理解度に合わせて選び、司法書士試験の合格を目指しましょう。

司法書士試験に特化した予備校に通い試験合格を目指す

司法書士の試験勉強でおすすめなのは、予備校に通うことです。予備校は通学をしなければいけませんが、試験勉強をする環境が整っているので、3,000時間必要な司法書士試験の勉強も、モチベーションを保てるでしょう。

勉強時間が長い分、一緒に勉強をする仲間や自分の成長を実感できるようにしないと、受験する前に諦めてしまう可能性もあります。予備校では、同じ志の仲間が集まるので、司法書士を一緒に目指しながら切磋琢磨できるのが魅力。

さらに、講師から直接法律の知識を学べるので、挫折も少なく知識が定着しやすいです。法律は、勉強中に変わる可能性もあるので、その都度講師に質問ができるので、試験対策もできるでしょう。

自宅では集中できない方も、自習室が使えるので試験勉強に集中できます。1人では、試験勉強を続けるのが不安な方は、予備校に通うことをおすすめします。

司法書士試験の対策ができる予備校で試験勉強をするメリット

司法書士試験を受験するために、予備校に通うメリットは、法律の勉強がしやすいことです。法律に触れたことがない初学者でも、生徒のレベルに合わせて講義を受けられます。

通学することで、勉強のモチベーションも保ちやすく、試験当日までしっかりと対策できるのが魅力。予備校の講師は、指導のプロでもあるので、生徒に分かりやすく法律を解説してくれます。

疑問はその場で解決できるので、11科目を満遍なく理解することができるでしょう。また、予備校によっては、合格者に対して特典を用意している場合があります。

受講料が免除になったり、ギフト券をもらえたりと、試験勉強のモチベーションにもなります。

司法書士試験の対策ができる予備校で試験勉強をするデメリット

司法書士試験対策で、予備校を利用するデメリットは、社会人だと通学が難しいことです。社会人であれば、仕事をしながらの勉強になるので、決まった時間に通学することや、平日の勉強時間を確保しにくいです。

予備校は、日中に開講していることが多いので、平日に仕事がある場合は通えず、講義を受けることができません。社会人で予備校に通うのであれば、夜間や土日に開講している予備校を選びましょう。

社会人向けに、受講コースを設定している予備校もあるので、通いたい学校があった場合はホームページなどで確認してみてください。また、予備校に通えない場合は、予備校でも通信講座を実施している場所もあります。

途中で変更できる可能性もあるので、仕事状況に合わせて変更できるかも確認しておくとあ安心です。

社会人でも勉強がしやすい通信講座を利用し試験に臨む

社会人の方におすすめなのが、司法書士試験の勉強を手軽にできる通信講座です。通信講座は、自宅で勉強できるほかに、スキマ時間でもスマホを利用して過去問などを解ける講座も用意されています。

時間がない社会人や主婦であれば、予備校のように通学しなくても勉強できる通信講座を選ぶと良いでしょう。通信講座は、冊子のテキストやデジタルで勉強が可能。

冊子のテキストであれば、司法書士の知識を自宅で集中して勉強することができます。デジタル教材であれば、通勤や仕事の昼休みなどのスキマ時間に利用できます。

テキストの形態も、通信講座によって選ぶことができるので、どのように勉強をしたのかを考えて通信講座を決めましょう。また通信講座でも、サポート制度があるので、質問が可能です。

法律に関する疑問を解消しながら、勉強を進められるので、予備校に通うのが難しい方は通信講座を選んでみてください。

通信講座を利用して司法書士試験の対策をするメリット

司法書士試験の勉強に、通信講座を利用するメリットは、忙しい中でも法律の勉強ができることです。予備校であれば、通学する時間を確保しなければいけませんが、通信講座であれば帰宅後に自宅で勉強が可能。

勉強時間を自由に選ぶことができるので、仕事で急に残業になっても焦ることがありません。さらに、スマホでも教材を見ることができる通信講座があるので、場所を選ばず勉強できるのも魅力。

通信講座の教材も、司法書士に詳しい講師が作っているので、効率よく法律を理解できるでしょう。本業が忙しい方は、無理なく司法書士の勉強を進められるように、通信講座を選んでみてください。

通信講座を利用して司法書士試験の対策をするデメリット

司法書士の勉強で、通信講座を利用するデメリットは、質問の回数が限定されていることです。通信講座にもよりますが、サポート制度には限度があり、予備校のように理解するまで講師に質問をすることが難しいです。

サポート制度を利用する場合は、通信講座と別に料金が必要になるので注意してください。通信講座を選ぶ際には、サポート制度の有無を必ずチェックしてから選びましょう。

また通信講座は、予備校と比べて1人で勉強を進めることになるので、モチベーションが維持しにくい面があります。自宅で勉強をするので、疲れていると試験勉強に手がつけられず、司法書士試験に合格するまで時間がかかってしまう場合も。

1人で勉強を進めるのが難しい場合は、サポート制度か予備校に通うことを検討してみてください。

試験勉強のコストを抑えたい方は独学で勉強し試験を受ける

司法書士の試験は約8,000円ほどで、試験会場までの移動がある場合は、移動費もかかります。試験勉強のために、予備校や通信講座を利用する場合は、さらにコストがかかるでしょう。

法律の知識がある程度あり、コストを抑えたい方は、独学で試験勉強をするのがおすすめ。独学であれば、試験勉強のためのテキスト代や受験料だけで済みます。

また、予備校や通信講座のように勉強をせかされることがなく、自分のペースでできるのも独学の魅力です。他の生徒などがいないので、実力の差を比較し落ち込むこともないでしょう。

独学で司法書士の勉強をするなら、どのくらいの期間で司法書士の試験を受けるのか、目標を明確にすると合格も早くなります。モチベーションを維持するためにも、期間を決めて勉強し、司法書士に早くなれるよう努力しましょう。

独学で使用するテキストは、反復して知識を定着できるように、出題範囲が網羅されたテキストを選ぶのがおすすめ。過去問も売られているので、合わせて勉強すると効率よく試験対策ができます。

司法書士の試験勉強を独学でし試験に備える際のメリット

独学で司法書士の試験勉強をするメリットは、自分の仕事状況に合わせて勉強を進めることができます。仕事は、繁忙期や閑散期があります。

特に、変動が激しい仕事をしている方や出張などがある方は、予備校や通信講座では、勉強を続けることが難しい場合があります。独学は、仕事の状況に合わせて、臨機応変に勉強ペースを変えられ試験対策ができるでしょう。

司法書士の試験は、年に1回だけなので、勉強のペースを自分で調節しながら試験に備えられます。また、1人で勉強する方が集中できる方もいるでしょう。

周りに人がいない自宅や図書館で、のびのびとテキストを進められるので、試験勉強が捗ります。

司法書士の試験勉強を独学でし試験に備える際のデメリット

独学で司法書士の勉強をする際のデメリットは、質問が一切できない点です。質問ができないので、法律に触れたことがない初学者であれば、知識が定着せず挫折の原因になってしまう可能性も。

ある程度法律の知識を持っているなら、独学でも勉強を進められますが、法律が難しいと感じる方は予備校や通信講座の方が勉強しやすいです。自分の知識量に合わせて、独学か他の方法を検討しましょう。

また独学は、試験まで勉強のスケジュールを自分で考えなければいけません。予備校や通信講座では、どの科目にどのくらいの期間を使用するのか、目安があります。

しかし独学であれば、自分で設定しなければいけないので、科目が多い司法書士では難しいと感じる方も多いでしょう。自己管理能力も必要になるので、独学を選ぶ際には試験までの日にちを逆算し、計画的に勉強を進めてください。

【FAQ】司法書士試験が難しすぎることについてのよくある質問

最後に、司法書士試験が難しすぎることについて、よく寄せられる質問をまとめました。難易度が高いといわれているので、司法書士試験を受けたくても迷っている方も多いでしょう。

ここでは、よくある質問に対し解答をしています。司法書士試験の難易度や出題範囲、社会人が合格するためもコツも紹介。司法書士試験を受けようか迷っている方は、参考にしてみてください。

司法書士の試験が難しすぎるのは何か理由があるのか知りたい

司法書士試験の難易度が高いのは、出題範囲が広いことと基準点が設定されていることが理由にあげられます。司法書士の試験範囲は、11科目と他の国家資格よりも範囲が広いです。

出題される科目は、以下の通りです。

  1. 民法
  2. 不動産登記法
  3. 商法、会社法
  4. 商業登記法
  5. 民事訴訟法
  6. 民事保全法
  7. 民事執行法
  8. 司法書士法
  9. 供託法
  10. 憲法
  11. 刑法

11科目を、満遍なく勉強し試験に臨まなければいけません。法律の勉強をしたことがある方であれば、勉強時間を短縮できますが、初学者であれば最低3,000時間は試験の勉強に費やさないといけません。

出題科目が多く、全てを深く理解するには時間がかかり、途中でやめてしまう方がいるので難易度も高くなっています。初学者は、独学では試験勉強を続けるのは難しいので、予備校や通信講座を利用し、効率よく勉強できる環境を作りましょう。

司法書士試験と他の国家資格の合格率を比較して難易度を知りたい

また司法書士試験は、トータルで合格点を目指すのではなく、午前の部と午後の部で設定された基準点を満たさなければいけません。トータルの合格点がよくても、基準点に達していなければ不合格になるので注意しましょう。

司法書士試験の合格率と、他の国家資格の合格率を比較してみます。

国家資格名合格率
司法書士4%から5%
行政書士13,9%
社労士6,4%
弁護士45.3%
弁理士6,1%

国家資格で比較してみると、司法書士の合格率は特に低い傾向です。しかし合格率が高い弁護士ですが、司法試験を受ける際には法科大学院課程の修了や司法試験予備試験の合格など、受験資格を満たさないと受験できません。

合格率が高くても、受験まで最低2年から3年かかってしまうので、司法書士と同様に簡単な資格ではないでしょう。司法書士とよく比較される行政書士は、13%と国家資格中でも比較的合格率は高め。

試験範囲も、司法書士と被っている科目が多いので、試験を受けやすい資格です。合格率でどの資格を取ろうか判断しても良いですが、1番は自分のキャリアをどう歩んでいきたいかです。

司法書士であれば、事務所や企業、独立もできる職種。今後、長く法律の仕事に就きたいのであれば、目指してみるのも良いでしょう。

社会人でも司法書士の試験には受かる?おすすめの勉強方法を知りたい

司法書士の試験は、社会人でも合格を目指すことは可能です。社会人が、仕事をしながら司法書士の試験勉強をする方法として、予備校や通信講座を利用するのがおすすめ。

予備校や通信講座であれば、法律に触れたことがない方でも、継続して勉強をすることが可能です。複雑な科目は、講師に直接質問をすることができますし、広い出題範囲でも効率よく勉強できます。

予備校や通信講座では、試験の出題傾向を研究しているので、どの科目を重点的に勉強すればいいのかを教えてくれます。また、講師の授業や講義動画をみることも可能なので、直接司法書士に詳しい方から学べ法律の理解が早まります。

司法書士試験の勉強時間は、3,000時間と言われていますが、法律は複雑なため3,000時間以上かかっている方も少なくありません。社会人で、1日の勉強時間が限られる方は、最短で合格を目指すためにも予備校や通信講座を利用しましょう。

予算的に独学で勉強するのであれば、専門のテキストを反復して学び、知識を深めるようにしてください。独学でも、模擬試験を受けることが可能なので、自分の実力を確認しながら進めると良いでしょう。

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