中小企業診断士の通信講座おすすめランキングBEST5【2024年最新】合格率や費用の安さを比較

中小企業診断士は、中小企業の経営内容を診断し、改善方法を提案して支援する職業です。

試験の合格率は、1次試験で29,6%、2次試験は18,9%と低め。

試験に合格するためには、法律などを理解する必要があるので、通信講座を利用する方が多いです。

しかし、中小企業診断士の通信講座を利用したくても、「どの講座がいいのか分からない」「評判がいい講座はどれ?」と、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

本記事では、人気講座の「アガルート」「スタディング」「フォーサイト」と、他のおすすめ講座を紹介します。

今回は、人気の中小企業診断士の通信講座を、以下のポイントを基準に検証しました。

中小企業診断士の通信講座を探している方は、参考にしてください。

【検証した比較ポイント】
①評判・口コミ
②講座費用
③カリキュラム
④教材・テキスト
⑤学習サポート
⑥合格率・実績

1つのサービスにつき1分ほどで内容を理解できるよう調査レポートをまとめているので、気になる方はぜひ「中小企業診断士試験通信講座おすすめランキングBEST5」から先にどうぞ!

目次

【2024年版】中小企業診断士の通信講座おすすめランキングBEST5

当ページでは、以下6つのポイントについて検証して、評価結果をランキング化しました。

  1. 評判・口コミ
  2. 講座費用
  3. カリキュラム
  4. 教材・テキスト
  5. 学習サポート
  6. 合格率・実績

「他サイトだと数が多くて選びづらい」という意見をいただいたので、当サイトでは5つに絞ってレポートを作成しています!

1位 アガルート は手厚いサポートと全額返金など充実のサービスを期待する人におすすめ

出典:アガルート公式サイト

評判・口コミ
➡合格者向けの全額返金保証や3万円の合格お祝い金制度に魅力を感じる人が多数。合格特典の獲得をモチベーションに勉強を続けやすい。
講座費用
➡料金は平均相場の20万円程度で学べる。LINEで「ともだち登録」をすれば、クーポンでさらにお得に学べるチャンスもある。教育クレジットローンの手数料が無料のため、安心して学習をスタートしやすい。

カリキュラム
➡1次試験対策と2次試験対策、基礎知識の習得と問題演習、過去問対策まで幅広く取り組める。不足知識を段階的に補えるカリキュラム。各科目のプロがテキスト作成から講義の収録までを担当しているため、1次試験と2次試験を同時にインプットでき効率的に学習が進められる

教材・テキスト
➡中小企業診断士試験の合格に必要な情報を網羅したテキストを用意。紙教材とデジタルブック、音声ダウンロードをシーンによって使い分けて効率良く学習できる。7年分の過去問が付属しており、各科目の講師が解説を読めば理解できるように記載しているため、時短で学習が可能。 難易度が上がる2次試験は講義もついていて、丁寧に考え方から説明がついているため安心。
学習サポート
➡50回まで無料で講師に直接質問できる。受講生からのアンケートをベースにした「ホームルーム」で受講生に共通する悩みを解消してもらえる。学習開始時のお悩みを一挙に解決できる「学習サポーター」も好評。
合格率・実績
➡令和5年度試験において1次試験66.67%、2次試験88.89%の合格率を達成。全国平均の1.98倍の高い実績を誇る。

受講期間目安約14ヶ月
初心者向けコース料金(税込)¥173,800
(2025年合格目標 1次試験・2次試験対策フルパック【添削あり】)
¥107,800
(2025年合格目標 1次試験・2次試験対策フルパック【添削なし】)

アガルートは通信講座でありながら手厚いフォロー体制を提供しているサービスで、添削や50回まで無料の質問サービスなど、講師・専門スタッフから予備校並みの指導を受けられます。

講師が自ら作成した、フルカラーの読みやすい教材も魅力。一般的には1次試験・2次試験を分けて対策するため、学習内容で重複する部分が発生してしまいますが、アガルート講座は各科目のスペシャリストがテキスト作成から講義までを担当しているため、1次試験と2次試験のインプットが同時に進められる効率的な構成となっていることが特徴です。

また、過去問は過去7年分が付属しているだけでなく、2次試験は講義もついており、丁寧に考え方から説明されています。講義中は紙教材に情報を書き込み、外出先ではスマホからデジタルブックを眺めるといった学習ツールの選択もできます。

全額返金保証を使えば、受講料の税抜価格を返金してもらえるといった、お得な特典も充実しています。各種割引制度を用意しているほか、教育クレジットローンの手数料が無料なので、お得に受講したい人に特におすすめの通信講座です。

料金情報(税込)

コース名(受講期間)料金(税込)
1次試験・2次試験対策フルパック添削あり:¥173,800
添削なし:¥107,800
1次試験対策パック¥60,280
2次試験対策パック(添削あり)¥120,780
その他単科講座¥10,780~¥27,280

\ 12回払いなら月4150円~で始められる /

>>8月限定の分割手数料無料キャンペーン特設ページはこちら

アガルートの口コミや評判から判明した事とは?

【メリット】
・添削付きのフルサポートで合格を目指せる
無料の50回質問制度で内容をしっかり理解できる
・合格者は受講料の税抜価格を返金してもらえる
・各科目のスペシャリストが作成したテキストで効率的に学習できる

【デメリット】
・教材のボリュームが多いためある程度の学習時間が必要
・合格特典を貰うにはインタビューに出る必要がある

基本情報

公式サイトhttps://www.agaroot.jp/shindanshi/
費用目安(税込)¥54,800~¥173,800
コース・カリキュラム・1次試験・2次試験対策講座フルパック
・1次試験対策講座パック
・2次試験対策講座パック
・単科講座
教材・テキスト例・映像講義
・テキスト冊子
・音声ダウンロード
・デジタルブック
サポート内容・50回まで無料の質問制度
最大20%各種割引制度
・合格特典「全額返金」「お祝い金3万円」
・教育クレジットローン手数料無料
合格率令和5年度試験:1次試験66.67% / 2次試験88.89%
運営企業株式会社アガルート

アガルート中小企業診断士講座が向いている人の特徴

①仕事で忙しく勉強時間をあまり取れない社会人の方
➡各科目のプロがテキスト作成から講義の収録までを担当しているため、1次試験と2次試験を同時にインプットできる講座になっています。また、動画が短かく区切られているため、スキマ時間で効率的な学習が可能です。
②ランニング中や家事の最中などにイヤホンで講義を聞きたい人
➡講義音声をスマホにダウンロードすれば、オフラインの場所でも、作業中に耳から情報をインプットできる。
③他の通信講座や予備校で学んでいるものの苦手を克服できていない人
➡「2次試験対策だけ」「経営情報システムだけ」など、苦手な分野・科目に特化した単科講座で、不足知識を補強できる。

2位 スタディング |スキマ時間でのオンライン学習が必要な人におすすめ

スタディング
出典:スタディング公式HP

評判・口コミ
➡学習マップに書き込む情報以外は、基本的に紙とペンを持たずに勉強できる。机に向かう時間がなくても、スキマ時間を使って反復学習を進められるのが魅力。
講座費用
➡ランキングの中では受講料が低額で、安く学習できる。有料の質問制度を10回利用しても他社より安いため、コスパを重視する人におすすめの講座。
カリキュラム
➡サポート内容のボリュームに合わせて「ミニマム」「スタンダード」「コンプリート」の3つから選択できる。最も内容が充実したパーフェクトは50回の質問と合格模試付き。
教材・テキスト
➡オンライン完結のサービスで、ビデオ講義やデジタルブックを利用し、スマホで知識を習得できる。テキストにはSWOT分析の表といった、わかりやすい図表が掲載されている。
学習サポート
➡オプションの「学習Q&Aチケット」を付ければ不明点や疑問点を質問できる。1回1,210円(税込)だが、コースによっては5~50回分が基本料金に含まれておりお得。
合格率・実績
➡例年合格者を輩出しており、令和5年度の試験では、第2次試験で247名の合格者が出ている。「2023年度第2次試験合格体験談」を確認できる。

受講期間目安約17ヶ月
初心者向けコース料金(税込)¥74,800円
(中小企業診断士 1次2次合格コース パーフェクト[2025年度試験対応])

\ 無料体験は期限なしで利用可能 /

スタディングは、オンライン完結型の通信講座で、パソコン・スマホ・タブレットなどで勉強したい人に適しています。

知識のインプットから復習、問題演習によるアウトプットまで、すべてオンラインで取り組めます

仕事柄、出張や外出が多く、落ち着いて机に向かう時間がない人もスキマ時間に繰り返し学べる点が強みです。

キャンペーン実施やクーポン配布の頻度は低いものの、もともと競合他社より低価格で、コスパ良好な点も魅力。

現在では、無料登録をすることで、10%オフクーポンや特典がもらえます。

最も内容が充実したコンプリートコースも10万円以下で学べるのは、スタディングならではです。少しでも費用を抑えたい人は、ぜひ検討してみてください。

料金情報(税込)

コース名(受講期間)料金(税込)
中小企業診断士 1次2次合格コース
ミニマム
[2025年度試験対応]
¥48,400
中小企業診断士 1次2次合格コース
スタンダード
[2025年度試験対応]
¥59,400
中小企業診断士 1次2次合格コース パーフェクト[2025年度試験対応]¥74,800
冊子版オプション¥14,900

スタディングの口コミや評判から判明した事とは?

・移動時間・ジムでの運動中など耳が空いているときは常にスタディングの講義を聞き流すことで机上以外での勉強時間を確保できた。
→机上での勉強時間の全てを過去問演習に充てることができた。
・始業前、昼休憩、終業後と小分けにして勉強時間を設けることで毎回高い集中力を保って勉強できた。

引用:合格者の声|スタディング

スタディングは優れた学習教材ですが、綾部先生が紹介している学習の進め方をしっかり学んだ後に進めるとより効果的だと思います。

スマホでゲームやニュースを見ている時間を、スタディングに置き換えるくらいの軽い気持ちでやれば、無理なく続けられます。

引用:合格者の声|スタディング

【メリット】
・スマホが1台あれば繰り返し問題演習に取り組める
・マイノートやメモなど便利なツールを活用可能
AI問題復習機能で苦手な問題を自動的に復習できる

【デメリット】
・紙教材がオプションで高い追加料金がかかる
・質問が有料のため回数を気にせず質問できない

基本情報

費用目安(税込)¥48,400~¥74,800
コース・カリキュラム・ミニマムコース
・スタンダードコース
・コンプリートコース
教材・テキスト例ミニマムコース
・1次基礎講座
・実戦フォローアップ講座
・2次合格メソッド講座
・2次試験 事例Ⅳ演習講座
・2次基礎講座

スタンダードコース
・ミニマムコースの内容
・合格戦略講座
・簿記入門講座
・スマート問題集
・過去問セレクト講座
・1次試験年度別過去問題集
・学習Q&Aチケット5枚

コンプリートコース
・スタンダードコースの内容
・直前対策講座
・合格模試
・学習Q&Aチケット10枚
サポート内容AI復習機能
学習Q&Aチケット
合格率非公表
運営企業KIYOラーニング株式会社

スタディング中小企業診断士講座が向いている人の特徴

①「簿記」が苦手で「財務・会計」の基礎から学びたい人
➡苦手な人が多い簿記分野の知識を入門レベルから学び、「財務・会計」や「事例Ⅳ」で解答するのに必要な知識を習得できる。
②同じ目標を持つ仲間の進捗状況を把握して孤独感なく勉強したい人
➡勉強仲間機能を使い、同じ目標を持つ仲間たちの努力に刺激を受けたり、励まされたりと、モチベーション維持が可能。
③独学で勉強してきたものの正しい学習方法なのか不安を感じている人
➡講師が紹介する学習方法を参照しながら、合格に必要な知識を正しく理解し、習得できるカリキュラム。

3位 フォーサイト |eラーニングを活用して短期合格したい人におすすめ

出典:フォーサイト公式HP

評判・口コミ
➡フォーサイトで一発合格を果たした卒業生がおり、例年高い合格実績が支持されている通信講座。1ヶ月で「企業経営理論」の合格点を超えた人も。
講座費用
➡1次・2次試験対策を両方行える「バリューセット2」の価格は77,800円(税込)と、内容に対して低価格な点が魅力。ランキングの中でも比較的安く受講でき
る通信講座。
カリキュラム
➡最短8ヶ月で合格を目指せるよう組まれた「合格点主義」のカリキュラム。満点を目指すのではなく、合格点を超えることを目指すため、無駄を省いて効率的に学習が可能。
教材・テキスト
➡システムを活用して開発されたフルカラーテキストは、出題ポイントに絞って学べる「合格点主義」の教材。合格に不要な知識は省き、必須の知識を重点的に習得できる。
学習サポート
➡eラーニング「ManaBun(マナブン)」が、学習ツールだけでなく、学習スケジュールも提供。自分のライフスタイルに合ったスケジュールが自動で作成され、時短になる。
合格率・実績
➡令和5年度1次試験の合格率が50%と、全国平均合格率25.4%の2.08倍を達成。2次試験は合格率66.7%と全国平均の18.8%よりも高く、資格を取得したいと考えている方が受講する価値がある。

受講期間目安約15ヶ月
初心者向けコース料金(税込)¥77,800
(バリューセット2)

\ 資料請求で無料教材をプレゼント/

フォーサイトは、累計受講者数39万人を突破した(※)通信講座です。(※ 2024年時点)

最短8ヶ月での合格を目指すカリキュラムで、令和5年度中小企業診断士試験では、1次試験の合格率が50%を達成しました。

全国平均合格率の1.97倍という実績を誇り、サービスは例年多くの受講生から高く評価されています。

大きな強みは、テレビ局のように本格的な専用スタジオで収録された、画質の高い講義動画です。

ノイズが除去されたクリアな映像だからこそ、スライドが見やすく、内容を理解するのに役立ちます。

講義動画は1コマ最大15分で、倍速視聴が可能なため、移動中の電車内やランチ休憩中のカフェでも学習を進められます。

受講を迷っている人も、無料の資料を請求するだけで、サンプル教材とeラーニングの試用版を利用可能です。

まずは実際に、講座のクオリティを確認してみてはいかがでしょうか。

料金情報(税込)

コース名(受講期間)料金(税込)
バリューセット1¥63,800
バリューセット2¥77,800
単科講座¥10,800

フォーサイトの口コミや評判から判明した事とは?

【メリット】
・講義映像が見やすいため学習がはかどる
・無駄のない効率的なカリキュラムで短期合格を目指せる
・正しい学習の順序を自動的に把握できる

【デメリット】
・頻出論点しか学べず試験範囲全体をカバーできない
・派手な色が苦手な人にはフルカラーテキストは不向き

基本情報

費用目安(税込)¥63,800~¥77,800
コース・カリキュラムバリューセット1 / 1次試験対策
バリューセット2 / 1次・2次試験対策
教材・テキスト例・テキスト
・問題集
・演習ノート
・模擬試験
・補足資料 / 副教材
・eラーニング「ManaBun」
サポート内容・無料メール質問(バリューセット1:10回 / バリューセット2:14回)
・オリジナル合格グッズ
・一般教育訓練給付制度
・解答速報と試験講評
合格率令和4年度1次試験:60%
運営企業株式会社フォーサイト

フォーサイト中小企業診断士講座が向いている人の特徴

①eラーニングを使いたいが不慣れで不安な人
➡eラーニングの操作方法や受講方法について、メールでサポートしてもらえるため、ITツールに不慣れな人も安心できる。
②試験勉強に必須のアイテムを揃えてモチベーションを高めたい人
➡合格手帳やマークシート用シャープペンシルなど、合格までに必要なアイテムをひと通り揃えられる。
③演習から質問までeラーニングで効率的に済ませたい人
➡eラーニングを使えば、学習上必要なことをすべて完結させられる。あらゆるツールを使わなくてもeラーニングさえあれば困らない。

4位 クレアール|万全のサポートで記述式試験を突破したい人におすすめ

出典:クレアール公式HP

評判・口コミ
➡講義がわかりやすく、日々の学習を楽しみながら進められた。不明点はメールで簡単に質問でき、講師から直接回答してもらいながら、理解を深められる。
講座費用
➡10~20万円と平均相場並みの受講料だが、毎月割引を実施しているため、実際は数万円安く受講できる。選択する科目数が少なければ、その分さらに安く受講が可能。
カリキュラム
➡初学者向け・学習経験者向け・1次試験・2次試験など、レベルと目的に合わせて柔軟にカリキュラムを選べる。自分の状況に適した学習が可能。
教材・テキスト
➡クレアールは過去問を重視し、テキストは全過去問題を徹底分析しながら毎年改訂を実施。重要度がランク別にわかり、必要最小限に絞った「非常識合格法」で効率的に学習できる。
学習サポート
➡メールや電話、インターネット通話で何度でも無料で質問可能。わからない箇所をつぶして、内容を正確に理解しながら前進できる。
合格率・実績
➡合格率は非公表だが公式サイトの「合格体験記」に直近の合格実績が90件以上掲載されている。講師の指導通りに答練・過去問に取り組んだ結果、合格した人がいる。

受講期間目安約12ヶ月
初心者向けコース料金(税込)1科目¥160,000~7科目¥250,000
(1次2次ストレート合格パーフェクトコース)

クレアールは、回数無制限の質問制度やレベル・科目ごとの豊富なプランを用意しています。

質問はメールや電話、インターネット通話で受け付けており、どんな細かな疑問でもすぐに相談できるのは大きなメリット。

添削サポートも無料で受けられるので。万全なサポート体制を期待する人はニーズを満たせるでしょう。

再受講割引を実施しており、1次2次コースが期間限定価格より20,000円の割引、2次コースが期間限定価格より10,000円が割引されます。

また、毎月キャンペーンが開催されるので、受講料を抑えたい方はサイト確認してみましょう。

料金情報(税込)

コース名(受講期間)料金(税込)
2025年合格目標1次2次ストレート合格パーフェクトコース1科目¥160,000~7科目¥250,000
2025・2026年合格目標1次2次ストレート合格セーフティコース1科目¥220,000〜¥310,000

クレアールの口コミや評判から判明した事とは?

質問をメールすると、迅速に答えていただけました。回数制限が無いというのも嬉しかったです。また、二次試験対策の添削が丁寧でした。次はどんなことに気をつければ良いかを客観的に指導してくださったので、その蓄積で最後は合格点に達することができたのだと思います。

引用:合格体験記|クレアール

二次は解答非公表のため正答はないと噂されていますが、クレアールでは「解答は一つである」という考え方に基づいて講義がなされています。例えば、解答の鍵を握るキーワード候補が複数ある時でも、必ずその選択の基準と根拠の明示を踏まえた解説がなされます。これらを導くツールである「ロジカル・チャート」は、非常に役立ちました。全てが一貫した指導方法なので、このロジックを徹底的に叩き込むことで飛躍的に実力が伴っていくのだと思います。

引用:合格体験記|クレアール

【メリット】
・希望科目やレベルに合わせて適したコースを選択可能
・メールや電話などで気軽に質問して疑問を解消できる
・科目合格を目指す人は次年度もサポートを受けられる

【デメリット】
・模擬試験の解答情報が不足しており納得できない
・コースによっては料金が高額に感じられる

基本情報

費用目安(税込)¥160,000~¥310,000
コース・カリキュラム・1次2次ストレート合格パーフェクトコース
・1次2次ストレート合格スタンダードコース
・1次2次合格アドバンスドコース
・1次2次合格ハイグレードコース
・1次合格パーフェクトコース
・1次合格アドバンスドコース
・2次合格Wチャレンジコース
・2次合格ハイグレードコース
・2次合格ハイスピードコース
教材・テキスト例・合格テキスト
・過去問題集7冊
・答練
・配本
・レジュメ
・各種講義資料
・合格ゼミ課題など
サポート内容・メールや電話、インターネット通話での質問体制
・添削サポート
・合格祝賀金
・教育訓練給付金最大10万円
合格率非公表
運営企業株式会社 クレアール

クレアール中小企業診断士講座が向いている人の特徴

①論理的な解答を作成する力を身に付けたい人
➡独自のフレームワーク「与件抽出シート」「ロジカル・チャート」を利用した解法プロセスで、論理的な解答力を鍛えられる。
②独学で記述式試験の対策をしていたが正答なのか判断できない人
➡記述式試験で気を付けるべきポイントを、講師が客観的に指導してくれる。指導を受けた経験の蓄積で合格点に達した受講生も。
③記述式試験の対策以前に基礎が身に付いておらず何をすべきかわからない人
➡2次試験の記述式対策も1次試験の基礎的な内容から復習し、段階的に無理なくレベルアップが可能。

5位 資格の学校TAC|スクーリングなど予備校並みのサービスを利用したい人におすすめ

出典:TAC公式HP

評判・口コミ
➡通学生と交流したり、講師から励ましてもらったりと、予備校ならではの経験ができる通信講座。周囲からサポートしてもらいながら合格を目指せる。
講座費用
➡全体的に高額で単科講座などを除き入会金1万円(税込)が必要。一部コースは教育訓練給付制度、該当者は割引制度を使えるか要チェック。
カリキュラム
➡短期集中で合格を目指す「速修」やじっくり基礎から固められる「ストレート」など、目的ごとの多様なカリキュラムを用意。単科講座やゼミなどもあり、必要なものに絞った学習が可能。
教材・テキスト
➡基本テキストは視認性の高さにこだわった2色刷りで、試験傾向と法改正情報を反映している。合格に必要な要素を網羅しており、初学者からも「わかりやすい」と好評。
学習サポート
➡通信講座の受講生でも「スクーリング制度」を利用して、通学講座の受講生と教室講義に出席可能。生で講義を聴講して刺激を受けたり、その場で講師に質問したりできる。
合格率・実績
➡2016年度〜2022年度のTAC本科生合格累計実績は1,224名を誇る。合格者の喜びの声は公式サイトで確認できる。

受講期間目安12ヶ月
初心者向けコース料金(税込)¥305,000
+入会金¥10,000
(1・2次ストレート本科生)

資格の学校TACは、予備校ならではのスクーリング制度を利用できます。

自宅や職場の近くにある校舎で講義を受け、受講生同士で交流できる刺激的な環境です。

教室講座の講義・答練・演習を利用しつつ、自宅では講義映像を見ながら復習できる点がお得です。

そのほか、ビデオブース講座やWeb通信講座、DVD通信講座などさまざまな受講形式を展開しているので、ライフスタイルや好みに合わせて選ぶことができます。

通常料金は高額になりやすいものの、キャンペーンや割引制度が充実しているので、うまく活用すればお得に受講できるでしょう。

料金情報(税込)※一部のコースを除き入会金:¥10,000(税込)が必要

スクロールできます
        コース名(受講期間)            料金(税込)
2025年合格目標 1次「財務・会計」先行アプローチ講義Web通信:¥15,000
2025年合格目標 1次「財務・会計」先行アプローチ講義
+1・2次ストレート本科生
Web通信:¥10,000
2025年合格目標 1・2次ストレート本科生Web通信:¥305,000
2025年合格目標 1次本科生Web通信:¥255,000

資格の学校TACの口コミや評判から判明した事とは?

【メリット】
・講義に出席して周りの受講生から刺激を受けられる
・わかりやすいテキストで初学者も無理なく学べる
・熱意ある講師陣の指導で合格に近づける

【デメリット】
・受講料が高額で入会金もかかるためコスパが悪い
・ライブ講義のため動画の画質や音質は他社より劣る

基本情報

費用目安(税込)¥10,000~¥360,000
コース・カリキュラム・1次「財務・会計」先どり学習講義
・1.5年本科生
・1・2次速修本科生
・1次速修本科生
・1・2次ストレート本科生
・1次本科生
・1・2次上級本科生
・2次本科生A / 2次本科生B
・2次上級本科生A / 2次上級本科生B
・1次上級本科生 / 1次上級単科生
・2次対策:パック生・単科生・オプション講座
教材・テキスト例【1・2次ストレート本科生の教材】
・基本テキスト7冊
・トレーニング(7冊)
・講義サポートレジュメ(7冊)
・1次養成答練(7回)
・2次スタートアップテキスト(1冊)
・2次過去問演習(4回)
・1次完成答練(14回)
・1次公開模試(問題、解答)
・1次最終講義レジュメ(7冊)
・2次直前テキスト(1冊)
・2次直前演習(8回)
・2次公開模試(問題、解答)
・1次過去問題集[TAC出版](7冊)
・2次過去問題集[TAC出版](1冊)
・2次再現答案分析レジュメ(1冊)
サポート内容・質問メール ※回数制限あり
・スクーリング制度
・教育訓練給付制度対象のコースあり
合格率非公表
運営企業TAC株式会社

資格の学校TAC中小企業診断士講座が向いている人の特徴

①何度か不合格を経験して「今度こそ合格したい」と考えている人
➡独学やサポートが手薄な他校で学び不合格になった人も、フォローを活用して多数合格。実績あるサービスで合格を目指せる。
②反応の速いアプリでストレスなく学習したい人
➡アプリで動画をダウンロードすれば、オフラインの場所でも速度調整しながら視聴できる。読み込み時間が短いため、快適な学習が可能。
③講師から励まされながら着実に前進したい人
➡心が折れそうな状況にあっても、講師の丁寧な指導と優しい言葉に励まされ、合格を目指し続けられる。

初心者向けなど、目的別におすすめできる中小企業診断士試験通信講座

ランキング結果以外にも、次のようなサービスは目的によっておすすめできるのでチェックしておきましょう。

初心者・初学者におすすめの中小企業診断士試験通信講座

初めて、中小企業診断士試験の勉強をする人におすすめの通信講座は、アガルートヒューマンアカデミー たのまなです。

アガルート

1次試験・2次試験対策フルパックの受講生であれば、疑問に思ったことを50回まで講師に直接質問できます

比較的多くの回数を無料で質問できる点が、難しい分野を都度理解しながら学習したい初心者におすすめです。

また添削付きのサービスであれば、オンライン上で添削指導を受けて、答案のクオリティを向上させられます。

ヒューマンアカデミー たのまな

メール・FAX・質問票を使った、回数無制限の質問サポートがあります。

こちらもわからない箇所を理解できるまで何度でも質問できる、初学者に寄り添ったサービスです。

また学習計画を立てられる「セルフチェックシート」、サポート終了1ヶ月前の連絡で翌年も無料でサポートを受けられる延長サービスも用意。

初めて学ぶ受講生が正しい方向に進めるよう、徹底的にサポートしているのです。

【迷った際の選び方】
SNSを使って講師からのサポートを受けたい場合アガルート
万が一不合格でも翌年もサポートを受けたい場合たのまな

とにかく安い!コスパ重視におすすめの中小企業診断士試験通信講座

コスパ重視の人におすすめの通信講座は、フォーサイト診断士ゼミナールです。

フォーサイト

フォーサイトは、1次試験対策用の「バリューセット1」が63,800円(税込)、2次試験対策用の「バリューセット2」が77,800円(税込)。

安くても、10万円程度の受講料が必要な講座が多い中、両方に申し込んでも8万円台と、かなり費用を抑えられます。

診断士ゼミナール

診断士ゼミナールは、「1次試験コース」が51,200円(税込)、「2次試験コース」が27,280円(税込)です。

どちらの対策もカバーできる「プレミアムフルコース」は、両方の合計価格より安い59,780円(税込)で受講できるのが魅力。

「可能な限り費用を抑えつつ、全範囲の対策をしたい」という人に適しています。

【迷った際の選び方】
試験ごとに対策したい場合スタディング
全範囲を安くカバーしたい場合診断士ゼミナール

再受験する方におすすめの中小企業診断士試験通信講座

学習経験者におすすめの通信講座が、アガルートLEC東京リーガルマインドです。

アガルート

中小企業診断士試験再受験割引」では、過去に中小企業診断士試験を受験した人が、通常価格の10%割引価格で再受講できます。

受験年度と受験番号をカスタマーセンターに伝えて、お得に再チャレンジしましょう。

LEC東京リーガルマインド

LEC再受講割引」は過去に中小企業診断士に関する該当講座を受講した人が、25%割引価格で再受講できる制度です。

264,000円(税込)の「1次2次プレミアム1年合格コース」は198,000円(税込)と、約7万円も安く学べるため、ぜひ活用してみてください。

【迷った際の選び方】
過去に受験経験がありお得に再チャレンジしたい場合アガルート
同じ講座を安く再受講したい場合LEC東京リーガルマインド

お得なキャンペーンや教育訓練給付制度対象でおすすめの中小企業診断士試験通信講座

キャンペーンの利用機会が豊富なのはクレアール、教育訓練給付制度を利用できるのはKEC中小企業診断士講座です。

クレアール

クレアールでは毎月受講料の割引を行っています

2024年には「1次2次ストレート合格パーフェクトコース」の250,000円(税込)の受講料が、160,000円(税込)にまで割り引かれています。

特にお得な月を見極めて利用を検討しましょう。

KEC中小企業診断士講座

KEC中小企業診断士講座は「教育訓練給付金制度」の利用対象です。

一定の要件および「出席率80%以上かつ修了試験60点以上」という基準を満たせば、上限10万円が国から支給されます。

通常受講料は20~30万円前後ですが、給付金があれば最大10万円を節約可能です。

【迷った際の選び方】
割引キャンペーンで数万円安く受講したい場合クレアール
教育訓練給付金制度で10万円を確保したい場合KEC中小企業診断士講座

中小企業診断士の通信講座選びで失敗しないためのポイント

中小企業診断士の通信講座に申し込んだ後、「他の講座の方が良かった…」と悔やまないために、以下のポイントを押さえましょう。

受講料以外の料金を含め総合的な費用を比較する

入会金や追加料金がかかると、総合的な費用が高額になりやすいものです。

まずは予算を設定し、「最終的な費用が予算オーバーしない講座」を絞りましょう。

アガルートのように受講料の税抜価格を返金してもらえる通信講座もあるため、お得な制度も併せて確認することが大切です。

また翌年も学習を続ける場合、2年目以降もサポートを継続してもらえる講座を選びましょう。

「1年だけ利用しよう」と考えても、万が一不合格になった場合、再度受講しなければなりません。

その場合、1年分の講座を2回受けるより、2年分のサポートが保証されている講座の方が費用を抑えられる可能性があります。

学習期間も考慮して、総合的な費用を計算することが大切です。

無料体験で教材やカリキュラムの質、自分との相性を比較検討する

多くの通信講座では無料体験を提供しているため、教材やカリキュラムの質を実際に確認できます。

筆者も、
「スタディングはITツールが使いやすい」
「アガルートは講義内容が充実している」
など、無料体験だけで講座の特徴をある程度つかんできました。

また見落とされがちなポイントが、自分との相性を見極めることです。

中小企業診断士の通信講座には、多くのカリキュラムがあり、それぞれの特徴は異なります。

自分との相性が良い講座でなければ、学習しにくく理解が深まらないため、合格点を超える実力が身に付きません。

画面の見やすさ、教材のわかりやすさなどを確かめ、「自分が最も学習しやすい通信講座」を見極めましょう。

独学では対策が難しい記述式試験のサポートが手厚いか確認する

2次試験の筆記試験は記述式で、4つの事例についてまとめます。

独学では正しい答案が書けているか判断が難しく、対策しにくいため、2次試験だけは通信講座を受けるのも手です

通信講座では以下の出題科目ごとに、記述式の対策をサポートしてもらえるか確認しましょう。

事例Ⅰ:組織・人事
事例Ⅱ:マーケティング・流通
事例Ⅲ:生産・技術
事例Ⅳ:財務・会計

正確な答案力さえ身に付けば、口述試験は十分突破できる可能性があるため、記述式で得点できるかが合否を分けるポイント。

2次試験は相対評価で、周囲のレベルに結果が左右されます。

通信講座を選ぶ際は、独学の人と差を付けるためにも、添削サポートをはじめ記述式対策の手厚さを確認することが大切です。

実際に合格した卒業生の声を参考に講座との相性を確認する

通信講座の公式サイトには、合格した卒業生の声が掲載されている場合があります。

なるべく自分と状況やレベルが似ている合格者を見つけ、どのような道筋で合格したのか確認しましょう。

公式サイトに記載がなければ、口コミサイトやSNSの評判を見てみるのもおすすめです。

自分と似ているタイプの人が学習に成功した講座であれば、自分も同じ講座をうまく活用できる可能性があります

単に合格率が高いだけでは、自分もそのサービスで合格できるとは限りません。相性が悪い講座であれば不合格になる可能性があります。

質問制度は何回利用できるか、講義の配信スケジュールや教材の発送日は自分の計画に合っているか。

自分と似ている人を座標軸にして、合格を目指せる講座を特定しましょう。

中小企業診断士試験とは?行政書士やMBAとの難易度の違いは?

中小企業診断士は、企業の成長戦略を策定し、実行を支援する専門職です。

資格は国家資格であり、合格するには1次試験(筆記)と2次試験(記述 / 口述)を突破しなければなりません。

J-SMECA 一般社団法人 中小企業診断協会の発表によると、令和5年度試験の申込者数は25,986人、1次試験の合格者は5,521人で、合格率は29.6%です。

中には、
「中小企業診断士試験は難しそうだから、もう少し合格しやすい試験から挑戦したい」
「せっかくだから親和性のある資格とダブルライセンスを目指したい」
「中小企業診断士よりキャリアアップに有利な資格があるなら、そちらを取りたい」
などと考える人もいるかもしれません。

では、中小企業診断士と比較検討されやすい「行政書士」と「MBA」について、概要と難易度を見ていきましょう。

中小企業診断士と行政書士の違い&おすすめできる人

行政書士は省庁や役所、役場、警察署などの「官公署」に提出する書類を作成する専門職です。

多くが許可認可に関する書類で、クライアントからの書類に関する相談も請け負います。

中小企業診断士とのダブルライセンスがあれば、経営サポートに加えて、申請関連の業務まで請け負えるようになります。

行政書士は合格率が10%前後の難関国家資格ですが、中小企業診断士より出題範囲が狭く800時間程度の勉強時間で合格を目指せます。

1次試験と2次試験の両方を受験しなければならない中小企業診断士と異なり、1次試験だけで合否が決まるのも魅力。

法律の初学者は行政書士の勉強から始めれば、中小企業診断士の法律系科目をスムーズに理解しやすくなるためおすすめです。

中小企業診断士試験とMBAの違い&おすすめできる人

MBA(Master of Business Administration)は、資格ではなく、経営に関する学位です。日本語では「経営学修士号」と呼ばれます。

試験に合格して得られるものではなく、ビジネススクールである大学院の修士課程を修了すれば授与されます。

経営に関する専門知識を習得している点は中小企業診断士と共通していますが、取得方法はまったく異なるのです。

中小企業診断士は財務やマーケティングなど幅広い知識を武器に、企業に対して経営に関するアドバイスを提供します。

一方、MBAは学問として経営と向き合い、知識を活かして研究に取り組みます。

社会人は夜間に通える大学院で仕事の傍ら学び、順調に進めば2年ほどでMBAを取得することが可能です。

実践的スキルを身に付けたいなら中小企業診断士、学問として知識を深めたいならMBAと、目的に合ったものを選びましょう。

中小企業診断士試験で資格取得した場合の年収はどれくらい?

中小企業診断士試験に合格し、実際に資格を活かして実務に携わった場合の年収はどれくらいなのでしょうか。

中小企業診断士の年収は300~1,200万円

年収のリアルな実態を、求人サイト「indeed」に掲載されている求人情報から確認しましょう。

首都圏情報システム事業会社A:年収300万~700万円 ※年2回の昇給チャンスあり
中部エリアIT企業B社:500万~1,000万円
関西エリア経営コンサルタント企業C社:500万~1,200万円

年収300万~1,200万円程度の求人が複数確認でき、500万~700万円程度の求人が最も多く見られました。

未経験で中小企業診断士に就職・転職する場合、年収300~500万程度からキャリアをスタートさせるケースが多いと推測できます。

勤務先によって年収幅が広いものの、インターネット上では転職後に年収が30%に増加した人の声もありました。

そのため中小企業診断士として高年収の獲得に成功できる可能性は高く、キャリアアップを目指す人は検討する価値のある資格です。

中小企業診断士の男女別年収

中小企業診断士の年収における男女差は、正確なデータが公表されていないものの、おおよその数値を推測することは可能です。

厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」で、中小企業診断士を含む「その他の経営・金融・保険専門職業従事者」の年収データを確認しました。

「その他の経営・金融・保険専門職業従事者」の男女別年収

性別きまって支給する現金給与額年間賞与その他特別給与額
男性564万円1,626万円
女性382万円1,064万円

国税庁の最新データ「令和3年分 民間給与実態統計調査」によると、令和3年分の全国の給与所得者中、男性の平均年収は545万円、女性の平均年収は302万円でした。

全国の給与所得者と比べて、中小企業診断士の年収は男性1.03倍、女性は1.26倍と、やや高額であると推測できます。

他の資格と同様、女性の給与が低いのが現状ですが、女性ならではの細やかな提案・ヒアリングを期待するクライアントは多いはずです。

女性の中小企業診断士に対する需要がなくなる可能性は低いため、性別に関係なく実力で評価される仕組みが今後整えられていくかもしれません。
その点で将来性のある資格と言えます。

また実績を重ねて昇給したり、独立開業したりすることで、1,000万円以上の年収を目指すことも可能です。

現在の給与に満足できていない人は、キャリアアップの手段として、中小企業診断士の資格取得を視野に入れてみてはいかがでしょうか。

中小企業診断士の年齢別年収

中小企業診断士の年齢別の年収がわかるデータは公表されていません。

ただ中小企業診断協会が実施したアンケートに回答した人の、年齢別の割合が判明しています。

年代割合
20代以下0.4%
30代以下7.1%
40代以下22.4%
50代以下31.3%
60代以下26.1%
70代以上12.5%
無回答0.4%
参考:「中小企業診断士活動状況アンケート調査」 結果について|J-SMECA 一般社団法人 中小企業診断協会

アンケートの回答者は都道府県協会に属する中小企業診断士で、50代が最も多く、次いで60代、40代の割合が多いという結果でした。

あくまでアンケート回答者の割合ですが、40代以降に試験に合格し、実務経験を重ね始める人が多いと推測できます。

求人情報を見ると、経験者の給与水準が高く、経験に応じてインセンティブを決定する企業が多い印象です。

なるべく早く資格を取得し、実務経験を重ねることが、高い年収を実現する近道かもしれません。

そもそも中小企業診断士試験は独学でも資格取得できる?リアルな難易度は?

中小企業診断士試験に独学で合格することは不可能ではありません。しかし学習スケジュールを管理・調整したり、出題傾向を分析したりと、相当な労力が必要です。

1年間独学を続けて合格するには、最低でも1日3時間程度の勉強が必要とされています。

地道かつ計画的に努力を重ね、数年単位で学習に取り組める人でなければ、独学での合格は難しいでしょう。

先ほど触れた通り、中小企業診断士試験は最終合格者の合格率が18.7%の難関試験です。

1次試験は公式テキストを熟読し、過去問演習を重ねて、インプットとアウトプットを繰り返すことで合格は可能かもしれません。

しかし2次試験の記述式は第三者から客観的に評価してもらわなければ、正確な答案を作成するのは困難です。

アガルートの通信講座は令和4年度試験で1次試験72.22%、2次試験35.71%の合格率を達成しました。

全国平均の倍程度の合格実績であり、通信講座を使うことで合格の可能性が高まることを証明しています。

特に初学者は2次試験だけでも通信講座を使い、記述式で論理的な答案を書くスキルを鍛えるのがおすすめです。

講師から的確なフィードバックを受けて、合格点を超える答案力を身に付けましょう。

【最後にFAQ】中小企業診断士試験対策向けの通信講座を受ける人からよくある質問まとめ

中小企業診断士とは何をするの?

中小企業診断士は中小企業が抱える経営課題を解決するため、アドバイスを行うプロフェッショナルです。

資格は国家資格として、「中小企業支援法」第11条に基づいて、経済産業大臣が登録します。

経営コンサルタントとして唯一の国家資格であり、企業の成長戦略を策定するだけでなく、専門知識を活かした幅広い支援を行います。

企業と行政・金融機関をつなぐパイプ役を担うことがあるのも特徴です。

企業が経営を続けるにあたってなくてはならない、軍師のような存在です。

中小企業診断士試験2024年の難易度は?どのくらい難しい?

直近3年間の中小企業診断士試験の合格率は18%台で、合格率2桁の難関試験です。

偏差値に換算すると60以上にあたり、千葉大学をはじめ難関の国公立大学レベルとされています。

難易度が高い理由の1つは、試験範囲が幅広いことです。

1次試験では「経済学・経済政策」「財務・会計」「企業経営理論」など合計7科目に解答します。

100点満点中60点以上を取る必要があり、1科目でも40点を下回ると不合格です。

2次試験の記述式では「マーケティング・流通」「生産・技術」など、4科目に関する記述問題が出題され、合格基準は1次試験と同様です。
参考:中小企業診断士試験問題|J-SMECA 一般社団法人 中小企業診断協会

口述試験は記述式を突破した受験者のほとんどが合格できます。

しかし1次に加えて2次の対策が必要な点は、受験自体へのハードルを上げていると推測できます。

令和5年度は1次試験が2023年8月5日(土)・6日(日)、2次試験の記述式が同年10月29日(日)、口述が2024年1月21日(日)に実施される予定です。
参考:令和5年度の試験日程について|J-SMECA 一般社団法人 中小企業診断協会

ある程度の勉強時間を確保しなければならないからこそ、早めに対策を始めることが、合格への近道です。

中小企業診断士試験は何時間くらい勉強が必要?

中小企業診断士試験に合格するには、独学の場合1,000時間以上の勉強時間が必要とされています。

通信講座を利用すれば、出題傾向の分析や学習計画の立案は、学習サポートツールで効率化が可能です。

そのため知識の吸収が速い人であれば、約900時間程度で合格を目指せるかもしれません。

ただ一般的な受験生は、通信講座を使う場合も1,000時間程度を勉強用に確保できると、より強固な知識が身に付くでしょう。

科目合格が認められているため、数年単位で分割して受験する人もいます。長期戦を想定して、年単位で学習時間の確保に努めてみてください。

中小企業診断士試験の勉強は無駄にならない?

中小企業診断士を目指して学習する中で身に付いた知識は、あらゆる仕事に役立ちます。

仕事のスケジュール作成、部下の指導や業務効率化、リスク管理などの実践力が身に付くためです。

また中小企業診断士の知識があれば、会議中に提示された現状の課題について、改善策がスムーズに思いつくでしょう。

最適な戦略立案および実行を行うスキルを活かして、全社をより良い方向へ導くことが可能です。

企業の経営に関する知識全般に加え、財務会計やITなどの知識も備えた有能な人材となり得ます。

合格するに越したことはありませんが、万が一不合格でも、学習した知識はあらゆるシーンで活用が可能です。

学習は決して無駄にならないため、幅広い業界から求められる知識・スキルの習得を目指し、勉強を始めてみてはいかがでしょうか。

中小企業診断士試験に合格後はキャリアアップできる?

中小企業診断士試験に必要な知識は、業界・団体を問わず、活動する上で求められるものです。

資格をアピールすれば、就職・転職や独立して、キャリアアップできる可能性が高いです。

注意点は、正式に中小企業診断士として活動するには、試験に合格しただけでは実務を積めないことです。

合格後は15日間の実務補習を受講し、指導員から指示を受けながら、実際に企業の診断から診断結果の報告までを行います。

その後は中小企業診断士登録(経済産業大臣登録)を行えば、正式に中小企業診断士として活動が可能です。

有効期間は5年間のため、5年ごとに要件を満たして更新します。
参考:どうしたら中小企業診断士になれるの?|J-SMECA 一般社団法人 中小企業診断協会

中小企業診断士に向いている人の特徴は、自分の利益より、クライアントのニーズを重視できることです。

一流の中小企業診断士は、クライアントの希望を巧みにヒアリングし、最適な助言ができる提案力・コミュニケーション力を備えています。

適性についてはフォーサイトの「おすすめ資格診断」も参考になるためおすすめです。

「企業の力になりたい」という親身な姿勢を貫ける人は、中小企業診断士の道を歩んでみてはいかがでしょうか。

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