相談事例

合併において存続会社及び消滅会社で締結しているこれまでの契約はどうなりますか? 存続会社と消滅会社で契約が重複しているものがあります。優先順位などはありますか?

【相談事例】合併において既存の契約について



合併において存続会社及び消滅会社で締結しているこれまでの契約はどうなりますか? 存続会社と消滅会社で契約が重複しているものがあります。優先順位などはありますか?


存続会社との契約関係は合併により影響を受けない

消滅会社の権利義務関係は存続会社にすべて承継されます。存続会社との契約関係は合併により影響を受けません。
よって両方の契約が併存することとなります。どちらが優先するということはありません。

同じ内容の取引だとすると契約条件の区別がつかなくなりますので今後の取引をどうするのか、どちらを適用するのかなど相手方と協議して決定する必要があります。
協議の結果、契約を再締結することとなった場合は、従前の契約を合意解除して終了させておくか、若しくは、後の契約書には従前の契約は終了している旨を明記しておくことなどの方法をとります。秘密保持契約など他の契約関係も同様となります。

なお、契約書には「組織再編や解散など」によって契約が終了する条項が含まれている場合もございますので契約内容をご確認頂ければと思います。

会社法人登記(商業登記)の

ご相談・ご依頼はこちら
お問い合わせ LINE

ご相談・お問い合わせはこちらから